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2016
9/21

実力養成会通信 第429号 ”北大2次数学の概要・攻略ポイント” の巻

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長年、北大数学と真剣に向き合ってきた、私の所感です。

 

1.形式

・制限時間:120分

・大問数:5題

・配点:200点

単純計算では、大問1題につき、24分。当然、問題ごとに難易度、ボリュームが異なるので、たとえ満点をとるような人でも均等配分していません。自分の実力できちんと解ける問題を見極め、その問題を最後まで解き切ること、すなわち”完答”することが大切です。ですから大問1題に45分をかけることも『ありっ!!』です。緻密な”時間戦略”と”完答できるか?どうかの見極め”がポイントです。

 

2.特徴と傾向

この辺は、[赤本]に細かく掲載されてますので、多くは触れませんが、[赤本]に書かれてないことで言えば、微積について。微積は言うまでもなく、北大の頻出問題。ポイントは、計算技術表現の仕方!!

その他、空間図形。難しく考えすぎないこと!!初等幾何で解けます!!

 

3.試させられる力

大学側は問題を通して、君たちの次の3つの力を見たがっています。

 

・典型的な解法力

⇒典型的な解法を運用し、応用できる力

・処理能力

⇒煩雑な計算、複雑な同値変形などの数式処理を確実に実行できる力

・発展的思考力

⇒問題の”設定”、”条件”に応じて、特殊性に着目し、それを利用する力

4.普段の学習で留意する点

過去問を演習していて、解けない・・・・そんなこと気にしなくて大丈夫!!

解答、解説を見て、『わかったっ!!』ってのは、ダメ!!

[なぜ、自分は解けなかったのか?]

[どうすれば、解けるようになるのか?]

[この問題は、我々に、何を要求してるのか?]

この3点を常に意識する。この3点については『過去問ダメ出しノート』に過去問演習ご

とに箇条書きしておくこと!!

 

◆北大の、2次試験の解答用紙、現物です。これに過去問演習をさせてます。

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今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。