日本遺産『炭鉄港』
空知の『石炭』
室蘭の『鉄鋼』
小樽の『港』
これらを繋ぐ『鉄道』を舞台に繰り広げられた、北海道の礎となった歴史、産業遺産の物
語・・・・・・これが『炭鉄港』です。
令和元年5月、文化庁より日本遺産として認定された『炭鉄港』
明治に入り、空知に実に良質な石炭が埋蔵されてることが判明しました。
明治12年には官営の幌内炭鉱が開鉱し、石炭を運ぶために港町・小樽と室蘭へと鉄道網が
敷かれました。
室蘭では石炭を燃料に鉄鋼業が発展し鉄の街へと大きな変貌を遂げました。
鉄道は動脈のように人の流れを生み出し、沿線の街は大いににぎわいました。
2度の大戦により繁栄のピークを迎えますが、その後、石油へのエネルギー転換
により、わずか20年強で衰退・・・・
空知の石炭、室蘭の製鉄、小樽の港、そしてこの三都をつないだ鉄道網。
『炭鉄港』は日本近代化ストーリーの中で、まぎれもなく”北の産業革命”
だったに違いありません・・・・
『炭鉄港』のストーリーを語るうえで欠かせない有形や無形の様々な文化財は、実に
『49』もあります!!
これらを一つ一つを巡り、”北の産業革命” の足跡を顧みながら、ノスタルジーな思いに
耽ってみるのもとても意義深いものがあります・・・・
合わせて、そこで暮らしてた人々やかつての風景に思いを馳せてみるのも、
炭鉄港巡りの大きな魅力です。
【炭鉄港 No.22】住友奔別炭鉱立坑櫓
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。




