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2025
11/11

◆乾布摩擦の思い出

ブログ

さぁ~冬本番、冬を乗り切る準備はもうおすみですか?

 

と、言うことで “寒さの懐かしい思い出” を書かせていただきます。 

 

 

さて、当たり前のことですが、学校は『勉強』だけを教えるところではありません!!

 

子どもたちが社会でしっかりと自立し、世のため、人のために、社会で活躍し貢献してい

けるよう心身の発達を支援すること!!  これが学校の使命です。

 

そのために、人格の形成、個人の能力を伸ばしたりなどなど・・・・・

学校がやらなきゃならないことはそりゃ~もう、色々と、モリモリあります。

 

そのために、色々な学校行事が明確な意図をもって、年間を通して組まれてます。

 

ですから『学校 =    勉強』 ではありません。

『勉強』は、学校の持つ数ある使命の中の一つ。

 

 

また、その地域、地域で、

その学校ごとに、こういった教育目標を達成すべく、独自の取り組みがなされてます。

実にいろいろとあります!!

 

 

全校生徒24名。

校長先生は、今でいうところのいい意味で”健康オタク”でした。

校内では、1年中、裸足、・・・・・もちろん教職員もです。

 

 

そして、冬期間は『乾布摩擦』

 

 

奥ニセコの凍てつくような寒さの中、体育館で、全校生徒で上半身裸になり、乾いた布

で、背中をゴシゴシ・・・・・・

 

中には、発達の早い女子は、胸がぷっくりしてる子もいましたが、そんなのはお構いなし

でした(笑)

もちろん・・・・・今なら、訴えられるレベルです。

 

40年前のニセコの僻地校では、当たり前のことでした。

 

当時、一番若かった私は、校長先生とともに11月~3月まで毎日、乾布摩擦をしてまし

た。

『慣れ』とは恐ろしいものです。

 

冷たさも感じなくなり、子どもたち(私も含め)は、

日に日に『野生児化』していきました。

 

だから風邪をひく子は一人もいませんでした!!

もちろん・・・・猛吹雪でも学校を休む子もいませんでした。

この冬期間の『乾布摩擦』により、子どもたちは、肉体的にも、精神的にも、大きく成長しました。もちろん私もです。

余談ですが・・・

猛吹雪の時は生徒たちは『歩くスキー』で登校してました。

豪雪地帯なのでその方が歩くより圧倒的に早いしラクなんです(笑笑)

 

 

時代が変わった、と言えばそれまでですが、

世の中、便利になればなるほど・・・・・

大切な何かが失われていくような気がしてなりません。

 

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。