私が生徒指導の際に、常に大切にしてることのひとつに
『うまい、たとえ』というのがあります。
生徒へ何か(かなり難しく、イメージをするのも容易ではない)説明する時、
言葉で理路整然と説明しても、生徒にしてみたら『?』
説明すればするほど、ドツボにハマる・・・・・なんてこともあります。
そんな時・・・・『百の説明』より『たった一つのうまいたとえ』なんです。
例えば・・・・・・・
◆『天体望遠鏡で、はるかかなたの(無限遠方)立ち振る舞いを調べるような感じさ』
◆『月から地球を見たら、地球は丸い。でも地上で暮らす我々にとったら地面は真っ平
でしょう? これと同じことさ』
◆『ペラペラハム』を集めに集めて、ボンレスハム・・・・・これが体積になるのさ。
だから、一枚一枚のペラペラハムの面積を求めようぜってこと。
今回は、このペラペラハムがたまたま直角二等辺三角形になってます!!ってことさ。
◆『だから、ベクトルは道具なのさ。ベクトルは矢印なんかじゃないのさ、ベクトルを
仮に、向きと大きさを持つ量、すなわち”矢印”になぞらえると、うまく説明がつくって
だけの話。”矢印”なんてものは、アタマのいい大人が考えたベクトルもどきのまがいも
のさ。だから、ベクトルとは何か? を考えるより、ベクトルの考え方を習得するのが
ずっと大事なのさ。』
◆『sinは水でcosは油。決して混ざり合うことのない水と油が一つのコップの中に混在してるようなものさ』
こんな感じです・・・・・・
どれだけの『うまい例え』を持ってるか?
これって実は、とても大切な指導技術のひとつと考えてます。
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。