『頑張ってるんだけど、伸びない・・・・』
本当に、悩ましく、もどかしいことです・・・・
色々な原因が考えられますが、
ここで、一つの具体例を紹介しましょう・・・・
昨日のブログ、【失敗する受験生に共通する5つの大原則】にも挙げられていた
『頑として、自分の考えを曲げない』という部分についてです。
このことは、裏を返すと、常に自分の信念を持ち続ける、一本筋の通った人!!
プラスの見方もできます!!
しかし、大学受験では、大きくマイナスに作用します。
将棋や囲碁の世界に【定石】というものがあるように、数学の世界でも【定石】というも
のがあります。
この【定石】を無視して、自分の考え、自分の思い込みだけで、ごり押しで解く生徒を
時折見かけます。
本人は、一生懸命なんです。
一心不乱に問題を解いてるんです。
しかし、『行き当たりばったり』の解法なんです。
解法に、一貫性がないんです。
【定石】というより、自分は、こう考えたので、こうだと思った・・・・・・
彼の考えは、否定しませんし、ある意味独創的。
とてもユニークな発想のできる、柔軟性に富んだ思考回路の持ち主。
しかし、数学の問題を解く。
数学で高得点を達成する・・・・このような視点でみると、
これが、伸びない原因そのものなんです。
スキーに例えましょう。
インストラクターが、自ら見本を見せながら、手とり、足とり、指導しても、いざ、自分
で滑るとなると、従来の悪い癖のまま、滑ってしまう・・・・・
こんな感じです・・・・・・
なんとも、もどかしいのですが、自分の ”殻” の中ででしか、勝負出来ないんです。
大切なことは・・・・・
とりあえず、自分の発想は、横に置く。
【定石】を自分の中にストックしていく。
【定石】にのっとって、問題を演習する・・・・・・
自分の中に、いかに【定石】をストックしていくか?
そして、その【定石】をいかに使い回せるか?
ここなんです・・・・・
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。