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2018
8/29

歴史を見る眼・・・・か・ら・の・・・登山ですね!?

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今日は、“受験日本史の指導者”という立場で書かせていただきます。

 

景気が悪いと人々は、『政治が悪い』と言います。

逆に、景気が良ければ、『政治は間違っていない』と大半の人々は思うでしょう。

 

第一次世界大戦後の戦後恐慌・・・・

関東大震災による震災恐慌・・・・・

これらが複合的に絡み合い、若槻内閣の時の金融恐慌・・・・

 

この金融恐慌の後に、出された”銀行法”

そして、昭和恐慌の時に、出された”重要産業統制法”

 

この二つによって、財閥が日本の経済界を独占する形になりました。

このことが、日本が戦争に踏み出す、原因となった・・・・・

これは、現在の歴史学においては、通説となっています。

 

その時、国民は、戦争に突入する危機は察知してなかったのでしょうか?

実際に、その危険性を察知してたのは少数派です。

 

なぜか?

それは、当時、日本は空前絶後の好景気だったからです。

日本が、ファシズムに進むキッカケとなった”五・一五事件”、”国際連盟脱退”、などの事

件の直後には、決まって景気が上向きになってたんです!!

このことが、人々の政治を見る目を甘くしてしまってたんです!!

 

歴史というものは、

過去の人たちが作ったものです。

現代人の我々から見ると、『理解不能』な事もたくさんあります!!

 

そこで、我々が、『当時の人たちはバカだったなぁ~』と一元的な見方をすると歴史は

わからなくなってしまいます!!

 

何も、過去の人たちの過ちを擁護するのではありません!!

しかし、過去の人たちの立場になって、色々な立場から、歴史を考えると、事件の本質が

見えてきます!!

 

過去の人たちの立場になって考える。

しかも、色々な立場になって考える。

 

私が、歴史指導で最も大切にしてる部分です!!

 

 

私自身も

一元的な見方をして、全てがこうだ!!  とか

狭い範囲の現象をとらえて、だから全体はこうだ・・・・

というような考え方や見方をしないように心掛けてます!!

 

とはいえ、私もまだまだ未熟者でして、狭い考え方や

一元的な見方をする時もあります(泣)

 

やっぱり、登山ですよね・・・・

どんどん”高みに”登って、違った景色を見ていかなきゃならないって話ですよね。

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。