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2018
10/21

『良妻賢母』

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先日、札幌駅の地下で、『良妻賢母』と書かれたポスターを目にしました。

 

『良妻賢母』・・・・・・とてもいい響きです。私はこの言葉が大好きです。

 

 

実は、明治より前は、『良妻』は、あっても『賢母』という思想はありませんでした。

 

なぜなら、子供の教育は、母親の役割ではなく、父親の役割だったからです。

例えば、文武の修行であったり、人前に出ての挨拶の仕方や礼儀作法などは、父親の手に

よってしつけられ、教えられてました。

 

明治より前は、子育て、教育と言えば、母親ではなく、父親だったのです。

 

江戸時代に、女子の教育用に書かれた、ある意味、教科書とされていた

『女訓抄(書)』という本があります。

難関私大では、出題されるこもあります!!

そこには、女性の存在意義は、妻、嫁という面だけに限定されてました。

つまり、女性に教育が必要だとしても、妻の役割、嫁の役割を十分に果たせる女性を育て

るためでした。

 

当時の女性観からすれば、『良妻賢母』ではなく、『良妻』という側面だけクローズアッ

プされれてたんですね・・・・・

 

母親の子供に対する愛情は、教育を阻害するものでしかない!!

女性に教育は任せられない!!・・・・・・このような風潮だったんです・・・・・・

 

なんて、女性に対して失礼なんでしょう・・・・・

読んでいて、時代、社会が異なるにせよ、腹立たしくなります・・・・・

今から、たかだか150年前の話です・・・・・・・

 

まぁ、時代がいくら変わったと言え、変わらない事があるとすれば、

親の間違った愛情のかけ方は、伸びる子供も伸ばさないどころか、子供が本来持っている

能力の芽まで摘んでしまうということですよね。

そして、その被害は、結局、全部子供が背負わなければならないということでしょう。

 

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。