お前と会った、仲見世の
煮込みしかない くじら屋で
夢を語った チューハイの
泡に はじけた 約束は
灯りの消えた 浅草の
コタツひとつの アパートで
同じ背広を 初めて買って
同じ形の ちょうたい作り
同じ靴まで 買う金はなく
いつも笑いのネタにした
いつか売れると 信じてた
客が二人の 演芸場で
どんな立ち位置になろうとも、
ビートたけしの『原点』はこの歌なんだろうと思います。
“世界のたけし” と言われるまでになっても・・・・・
今でも、”煮込みしかないくじら屋” には、節目節目でふら~っと立ち寄ると言います。
とかく、破天荒ぶりにフォーカスされがちですが、
彼の弟子を愛する心、若手芸人を愛する心、そして浅草を愛する心、
誰よりも強いんでしょうね・・・・・・・
『実るほど、首を垂れる稲穂かな』
この言葉を聞くと、まっさきに、ビートたけしが思い浮かびます。
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。