ニュース・ブログ

2015
12/23

ある電話相談から・・・・

ブログ

先日、ある浪人生のお母様から、ご相談の電話をいただきました。

浪人したけれど、一向に成績があがらない・・・・という内容です。

お母様は、私のブログを毎日、読んでくださっていました。

親として、とても勉強になる・・・と言ってくださってました。

 

 

さて・・・・

市内の一貫校を卒業し、某予備校に通い、お母様から見ても必死になって勉強しているに

もかかわらず、模試の点数も、伸びない。

現状では、第一志望には届かず、志望校のレベルを下げて受験させたいけど本人は、全く

「譲らない・・・」という内容でした。

 

どこを受験するか?

それは、本人の意志です。

 

ただ、お母様としては

「女の子で、2浪は、させたくない」

「今年(1浪)でケリをつけさせたい」

「志望校を下げて欲しい」

というお気持ちでした。

 

詳細は、控えますが、

「予備校へ通えば、成績が上がる」✖

「予備校へ通い、授業内容を完全に自分のものにする」

 

 

「レベルの高いクラスに在籍して、レベルが高くなる」✖

「レベルの高いクラスに在籍して、レベルが高くなるのは、もともとレベルの高い学力の生徒だから」

 

 

「難問を勉強すると難問を解けるようになる」✖

「難問を解くには、基礎基本を根底から理解する」

 

 

この生徒は、本人の学力と、予備校で在籍しているクラスのレベルに

かなりギャップがありました。

 

予備校の授業のノートを必死になって、復習しているようですが、ノートをなぞって理解

しても、難問を解けるようにはなりません。

ましてや、成績は上がりません。

 

本人の勉強のメインが、予備校のノートの「なぞり」になってるようです。

ここが、点数の上がらない、一番の原因です。

「なぞって」わかっても、点数がとれるということではありません。

 

さらには、一貫校では、そこそこの成績だったようで、本人の”プライド”が

成績アップのブレーキになっています。

自分のポリシーを曲げたくない・・・・という「こだわり」、

悪く言えば「うすっぺらなプライド」

“こいつ”が諸悪の根源です。

 

浪人となれば、現役の時、優秀だったか、そうでなかつたというのは、全く関係ありませ

ん。

しかし、本人は、この優秀だった、自分は優等生だった・・・・という意識から抜け出せ

てません。むしろ、その事実に、いつまでも、こだわり続けてます。

 

それと、あわせて、予備校でのミスマッチ

 

 

この生徒は、2浪覚悟で、第一志望校へ出願するでしょう・・・・・

 

本人が変わらなければ、

たとえ10年浪人しても、第一志望校の合格は無理です。

 

と本音でアドバイスさせていただきました。

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。