先日、ある浪人生のお母様から、ご相談の電話をいただきました。
浪人したけれど、一向に成績があがらない・・・・という内容です。
お母様は、私のブログを毎日、読んでくださっていました。
親として、とても勉強になる・・・と言ってくださってました。
さて・・・・
市内の一貫校を卒業し、某予備校に通い、お母様から見ても必死になって勉強しているに
もかかわらず、模試の点数も、伸びない。
現状では、第一志望には届かず、志望校のレベルを下げて受験させたいけど本人は、全く
「譲らない・・・」という内容でした。
どこを受験するか?
それは、本人の意志です。
ただ、お母様としては
「女の子で、2浪は、させたくない」
「今年(1浪)でケリをつけさせたい」
「志望校を下げて欲しい」
というお気持ちでした。
詳細は、控えますが、
「予備校へ通えば、成績が上がる」✖
「予備校へ通い、授業内容を完全に自分のものにする」〇
「レベルの高いクラスに在籍して、レベルが高くなる」✖
「レベルの高いクラスに在籍して、レベルが高くなるのは、もともとレベルの高い学力の生徒だから」〇
「難問を勉強すると難問を解けるようになる」✖
「難問を解くには、基礎基本を根底から理解する」〇
この生徒は、本人の学力と、予備校で在籍しているクラスのレベルに
かなりギャップがありました。
予備校の授業のノートを必死になって、復習しているようですが、ノートをなぞって理解
しても、難問を解けるようにはなりません。
ましてや、成績は上がりません。
本人の勉強のメインが、予備校のノートの「なぞり」になってるようです。
ここが、点数の上がらない、一番の原因です。
「なぞって」わかっても、点数がとれるということではありません。
さらには、一貫校では、そこそこの成績だったようで、本人の”プライド”が
成績アップのブレーキになっています。
自分のポリシーを曲げたくない・・・・という「こだわり」、
悪く言えば「うすっぺらなプライド」
“こいつ”が諸悪の根源です。
浪人となれば、現役の時、優秀だったか、そうでなかつたというのは、全く関係ありませ
ん。
しかし、本人は、この優秀だった、自分は優等生だった・・・・という意識から抜け出せ
てません。むしろ、その事実に、いつまでも、こだわり続けてます。
それと、あわせて、予備校でのミスマッチ
この生徒は、2浪覚悟で、第一志望校へ出願するでしょう・・・・・
本人が変わらなければ、
たとえ10年浪人しても、第一志望校の合格は無理です。
と本音でアドバイスさせていただきました。
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。