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2020
3/19

『なぜ、中高一貫校で子どもは伸びるのか』柳沢幸男/祥伝社新書

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実力養成会には、現在、中高一貫生が9名いる・・・・・・

 

北嶺、立命館(含SP)、光星、藤女子の生徒たちだ・・・・・・・

 

我が家の長女は、公立中 ⇒ 公立高

愚息もまた、公立中 ⇒ 公立高

 

たまたま、自宅が手稲区のはじ・・・・・

地理的な要因もあり、中高一貫校は、子供たちは、考えていなかった。

 

でっ・・・・・当たり前のように、公立中学校だった・・・・・

これが、もし、本人たちが希望してたら、別な展開になってたであろう。

 

 

『中高一貫校は高校受験がないので、早い段階から大学受験に特化できる』

これは、あちこちで言われてること。

しかし、これは、枝葉の部分でしかない・・・『木を見て森を見ず』そのもの。

 

 

中高一貫校の最大の魅力は・・・・次の3点に集約されると思う。

 

①縦のライン

②学習カリキュラムと様々な研修プログラム

③教員

 

すなわち、公立中、公立高にはない、環境が用意されてるということだ。

 

 

私も、北嶺さんで色々とお世話になった・・・・・

また、長年、中高一貫生を指導してきたからこそ、納得できる部分だ。

 

 

私見だが、数学を教えるという立場で言わせてもらうと・・・・

中高一貫校のメリットととして一番に上げたいのは『カリキュラム』だ!!

 

まず・・・・・これが北嶺中・高で採択している数学の教科書だ。

中学、高校で学ぶ数学を領域ごとに体系化し、効率的な学習ができるということだ!!

 

塾関係者でも、勘違いしてる方が多いが、

一貫校 ⇒ 授業スピードが速い ⇒ 高3は受験に特化できる

ではない!!

 

事実は・・・・

一貫校 ⇒ 中高の数学を体系的に効率よく学習できる ⇒ 高2で終了できる

 

 

とはいえ、授業スピードは当然速いが・・・・・

 

 

一貫校では、中3で、三角比 ⇒ 三角関数 を学習する!!

これが教科書の目次!!

実に効率よく、構成されてるのがわかるだろう・・・・

北嶺を例にとろう・・・・

公立の中3生が高校入試の頃、

北嶺の中3生は、第5回定期試験に向けて、

教科書、オリジナル(教科書傍用問題集)で

三角比、三角関数をひたすら勉強してるってことだ!!

あの東光ストアーの奥に、一般ピーポーの想像を超える世界があるってことだ。

 

 

さて・・・・・話を本題に戻そう。

 

今、まさに、日本の教育制度は大きく変わろうとしている。

具体的には、

9年間の義務教育期間を『4+5』『4+3+2』なども検討されてる。

 

 

いま、小学生、中学生の遊びは我々が育った時代とは180度異なる。

 

我々は・・・・・・年上の友達、年下の友達との遊びを通して、

尊敬や思いやり、そして、子供社会の中で人間として生きていくルールを学んできた。

 

やはり、同じ年齢の集団の中では、友達から得られる知識の量だとか経験は限られる。

 

 

小中高の12年間は、子供の人間力を育む上で貴重だということは言うまでもない。

特に、中高の6年間・・・・友人からの影響力は、はかりしれないものがある。

 

ここに、中高一貫校の意義そのものがあるものと思う。

 

筆者が一番言いたかったことだ!!

 

 

 

本日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。