禅僧が山にこもり、修業をしている。
里から遠く離れた山奥の寺で、ひとり修行しているところへ
客人が訪ねてきてくれる・・・・・・
『こんな山奥の何もないところへお招きしてしまい本当にすみません』
客人に対してこう詫びる。
これが『詫び』の語源だそうだ。
であれば、『さび』とは・・・・・
『こんな里から離れた寂しいところに、よく来て下さった』
この『寂しい』場所というのが『さび』の語源だそうだ。
つまり・・・・
『わび・さび』の精神とは、
相手に対する『思いやりの心』をあらわすもの。
さて、
茶の湯
生け花
能
などなど・・・・・
日本の伝統文化と呼ばれるもののほとんどは、
室町時代に生まれてる。
しかもその始まりは『民衆』だ。
そこに、
『詫び』『寂び』の精神が盛り込まれて、
芸術性を高めていった・・・・・
和風建築にしても、室町時代に形成されている。
今も、全国各地で盛んに行われている『盆踊り』も室町時代から盛んになった。
室町文化こそ、日本の伝統文化のルーツと言われるゆえんだ。
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。