数学の点数が伸びない生徒の大半は、
公式や解法を暗記することが勉強だと思っています。
公式や解法を覚えて、それを当てはめて問題を解くという行為は、
数学の本質からは程遠いものです。
これを繰り返しているうちは、成績は伸びません。
私は、数学を学ぶことは、論理を学ぶことだと確信しています。
『物事の本質を見抜く』
『目に見えない規則性や性質を見やぶる』
というスピリッツを養い、筋道を立てて物事を考えぬく力を養うことこそ数学を学ぶ本当
の目的です。
微分であったり、積分、ベクトル、数列・・・・・
これらは、みな、この論理力を養うための材料に過ぎません。
そして、この論理力は、定理や公式、解法の暗記では、決して育てることは出来ません。
そればかりか、何でも暗記してしまおうと考えるクセは、この論理力の育成を大いに阻み
ます。
数学を勉強する意義を見失わないためにも、
また、数学の本質を理解するためにも
『丸暗記』からは抜け出さなければなりません。
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。