私の2人の子供は、この春、
大学4年生、大学2年生となります。
ブログをご覧いただいてる、保護者の皆さんの”先輩”として、
また、これまでの43年の指導経験を踏まえ、
偉そうではありますが、子育てについて書かせていただきます。
数年前、北大に合格したM君の合格体験記の中に、
このような事が書かれてました。
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両親に感謝していることは、私を自由放任に育ててくれたことです。
それによって、早い時期から自分のことは自分で決めるという癖がつき、
自分に対する責任感を得ることが出来ました。
例えば、両親から『勉強しろ』『あの大学へ行け』などの強制や命令は、
一切受けたことがありません。
習い事もそうです。
両親は、無理に押し付けようとはしませんでした。
私のやりたいことを自分で探させ、私がやりたいと言った事を支援してくれました。
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親が手取り足取り物事を決めて、子供がそれに従うだけだと、
“自分で考えずに人の言うことに従うだけ”の決断力のない、
受け身一辺倒の子供になります。
押し付けられたことは、決して長続きしません。
親が”良かれ”と思って、親の”夢”や”願い”を子供に託しても、
『親に無理やりやらされている』と思っているうちは、
何をやっても主体的に取り組みません。
親は、我が子をいつまでも子ども扱いしがちです。
しかし・・・・子供を大胆に信じ、決定権を広く認めていくことが、
自分の価値観《自分にとって何が大切で、自分は何が好きで、何をしたいのかという自己
認識》を育む上で非常に重要です。
中高生の子供が『勉強しない』と嘆く親御さんの話を聞いてると、
自分の行動が子供の将来にどれだけ重要な意味を持つかという認識が足りないと言うか、
完全に欠落してるケースがほとんどです。
育児中の親で忙しくないヒトはいません。
共稼ぎだから? ・・・・そんなのどこのご家庭も同じです。
しかし、子供が勉強しないと嘆く親御さんほどいつもテレビ、スマホにかじりついてる
か、お付き合いなどで外出していることが多いものです。
親自身が『子どもの教育第一』の生活をしてません。
『子どもが勉強したくなる環境づくり』を最優先に考えて自分の時間配分をしてる親御さ
んの子供さんとは、この時点で決定的な差がついてるのです。
親は、何も努力せず、
子どもの教育を学校や塾に丸投げして、言葉だけで勉強を強要しても
まったく意味がなく、むしろ逆効果でしかありません。
子どもが自然に学習習慣を持てるように、親自身が日々の行動で見本を見せてあげたいも
のです。
子どもにとって、最も大切な勉強環境とは、
一番身近な親自身が『学習習慣』持っていることです。
言うまでもなく、子供は親の影響を強く受けます。
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。