私は、数学、英語の他にも・・・
日本史検定1級合格のために、日本史も勉強してます!!
検定では『日本史の新常識』も出題されます・・・・
さて・・・山川出版の日本史教科書です・・・
『長篠合戦図屏風』です。あまりにも有名ですね。
以前にも書かせてもらいましたが・・・
ここ最近、常識をくつがえす新説がドンドン出てきます・・・
もちろん、新説をそのまま鵜呑みにするのは、歴史を学ぶ上で、おススメは出来ません。
すべての新説が学会の定説や有力説となるわけではありません。
いずれにせよ、《新資料の発見》《最新研究の成果》は、間違いなく、
日本史を学ぶことの面白みを倍増させてくれてます!!
さて・・・・今、歴史学会がざわついてます!!
どうやら・・・・
信長は、長篠で鉄砲三段撃ちはしてなかった。
らしいのです。
そもそも・・・・この『長篠合戦図屏風』・・・これがすべての誤解を生んだようです!!
この『長篠合戦図屏風』は17~19世紀に10点以上作成されてるんです!!
教科書に掲載されてるこの作品は17世紀後半のモノです!!
『三段撃ち』が通説として広く知られるようになったのは、
明治維新後に戦史を編纂した当時の陸軍参謀本部が信長の伝記である『信長記』
をもとに、鉄砲を三段に分け、三交代で一斉に射撃と公表したことによります。
しかし・・・・いま・・・
この『信長記』そのものに、様々な疑義が生じてる!!
また、このころの鉄砲は、火縄を用いた火縄銃であり、その実証実験の
結果と長篠合戦の舞台となった”設楽原”の当時の地理的条件・・・・
こういったモノを総合して考えた結果、
三段撃ちは、実現不可能!!
しかし、鉄砲奉行により、統率された組ごとに、一斉射撃は行われていた。
これが、現時点での学会における”有力説”です。
『歴史学』とは、過去の事実を明らかにする学問です。
このように、これまでの定説が書き換えられ、
歴史の意味やイメージが大きく変えられてしまうことも珍しくはありません。
歴史に触れることから遠ざかってる方々にとってみたら・・・・
若い頃に学んだ歴史がもう、常識ではないことに驚かれることでしょう・・・・・
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。