大学院・・・・・・
大学を卒業した学生が、さらに、勉強、素養を深めるために進むところ。
わかりやすく言うとこんな感じです。
もう少し細かく説明しましょう・・・・・
『勉強』とか『素養』というよりも、むしろ、『専門的な研究』をする研究機関って
言った方が適切です。
大学の『〇〇学部』『△△学科』に当たるのが、大学院では、『〇〇研究院』
『△△専攻』って感じです。
例えば、工学部・機械知能工学科 ⇒ 工学院・機械宇宙工学専攻
理学部・数学科⇒理学研究院・数学専攻・関数解析学研究室・・・・・・・となります。
一般的には、大学院は・・・・・
修士課程(3年)・・・・通称”マスター”
博士課程(2年)・・・・通称”ドクター”
からなります。
それぞれの過程を修了して、提出した論文が審査によって認められると、それぞれ『修
士』『博士』の”学位”が授与されます。
文系学部の大学院より、圧倒的に理系学部の大学院の方が多いです。
特に、工学部系、農学部系については、学部生の9割が大学院へ進む!!なんていう学科も
あったりします。
北大で言えば、農学部・生物機能化学科とか工学部・情報エレクトロニクス学科の学部生
は、ほぼ9割は大学院へ進みます。
学部卒の大半は、企業の専門職、院卒の大半は、企業の研究職に就職します。
学部では、一般教養をしっかりと身につけながら、既存の学問の成果を理解することが基
本であるのに対し、大学院では、自らの研究テーマを追及し、その研究の集大成として
の、学位論文(修士論文、博士論文)を提出することを最終目標にしています。
大学院では、学部と同じように、講義もあり、必要単位数も決められてますが、学部と比
べると授業は極端に少なくなる分、担当教官の指導を受けながら、自らの研究を自
分自身の責任で進めることになります。
“まだ解明されてない現象の謎を突き詰めたい!!”
“自分の立てた仮説を立証したい!!”
といった情熱に掻き立てられて研究に打ち込み、没頭する院生がほとんどです。
学部と異なり、受け身の姿勢では、やっていけない世界です。
さて、大学院へ進むには?
一般的には、学部4年の時に、大学院の入学試験を受けます(俗に言う院試)
そのほとんどは、専門分野に関する論述試験や面接がメインです、なかには、研究計画書
をもとに自分の研究したいテーマに対するプレゼンめいたことを課す院試もあります。
院試の日程は、大学によってバラバラですが全体的には、夏から秋にかけて実施されてま
す。
大学院・・・・・・・
なんとなく、イメージつきましたか?
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。