一般の方からの”自立できない我が子”に関する相談が後を絶ちません・・・
お話をお聞きしていくと、ほとんどの場合、お子さんというよりも、
親御さんにその原因があります!!
さて・・学齢期になっても、自分の持ち物を管理できない子供がいます。
宿題があることも思い出せない。
中学はおろか高校に通うようになっても
“生活上の自立”がまったくできない場合などがあります。
驚いたことに、
定期考査の日時や範囲も把握してません。
子どもに意見しても効き目がない。
困り果てた親が塾や学校に相談。
こういうケースが後を絶ちません。
こういったケースの殆どは『親の責任』です!!
こういった子どもは、幼児の頃から家事を手伝った経験がほとんどありません。
手伝わないというより、親がさせないのです。
家事を手伝わせるより、問題を1題でも多く解いて学力をつけ、試験で1点でも多くとって
欲しいと願ってる親が多いからです。
こうした場合の両親、特に母親の過保護ぶりには目も当てられません。
着替えの手伝い、爪切りまで・・・・・(実話です)
さらには、学校の時間割や宿題の管理まで↤ココが諸悪の根源です!!
親が”良かれ”と思ってそうする(したい)気持ちはもちろん分かりますが、
そうすることで、ドンドン他力本願になっていきます。
『親が言わないと何もできない』ではないのです!!
『親が言わないと何もできない子供にしてしまった』のです。
これは・・・
私の元教え子で西区の某中学で教頭をしているS先生が言ってた言葉です。
私も全くの同感です。
こういった親は、
高校受験・大学受験にも必要以上に首を突っ込みます。
やがては、子供の就職試験にまで付き添います・・・・・・
これもウソのような実話です。
これでは、自主性など身につきません!!
子どもに家事を分担させることで、家族の一員としての自覚を促すことができます。
また、子供に考えさせ、選ばせることで自己決定能力が育ちます。
子どもができることを親が代わりに引き受けてはなりません。
子供を自立させたければ、早い時期からできるだけ突き放して、
独り立ちさせる姿勢が必要です。
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。