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2024
11/16

実力養成会通信 第2790号 ”自立できない子供たち” の巻

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一般の方からの”自立できない我が子”に関する相談が後を絶ちません・・・

 

お話をお聞きしていくと、ほとんどの場合、お子さんというよりも、

親御さんにその原因があります!!

 

 

さて・・学齢期になっても、自分の持ち物を管理できない子供がいます。

 

宿題があることも思い出せない。

 

中学はおろか高校に通うようになっても

“生活上の自立”がまったくできない場合などがあります。

 

驚いたことに、

定期考査の日時や範囲も把握してません。

 

子どもに意見しても効き目がない。

困り果てた親が塾や学校に相談。

 

こういうケースが後を絶ちません。

 

 

こういったケースの殆どは『親の責任』です!!

 

 

こういった子どもは、幼児の頃から家事を手伝った経験がほとんどありません。

 

手伝わないというより、親がさせないのです。

 

家事を手伝わせるより、問題を1題でも多く解いて学力をつけ、試験で1点でも多くとって

欲しいと願ってる親が多いからです。

 

こうした場合の両親、特に母親の過保護ぶりには目も当てられません。

 

着替えの手伝い、爪切りまで・・・・・(実話です)

さらには、学校の時間割や宿題の管理まで↤ココが諸悪の根源です!!

 

親が”良かれ”と思ってそうする(したい)気持ちはもちろん分かりますが、

そうすることで、ドンドン他力本願になっていきます。

『親が言わないと何もできない』ではないのです!!

『親が言わないと何もできない子供にしてしまった』のです。

これは・・・

私の元教え子で西区の某中学で教頭をしているS先生が言ってた言葉です。

私も全くの同感です。

 

 

こういった親は、

高校受験・大学受験にも必要以上に首を突っ込みます。

 

やがては、子供の就職試験にまで付き添います・・・・・・

これもウソのような実話です。

 

 

これでは、自主性など身につきません!!

 

子どもに家事を分担させることで、家族の一員としての自覚を促すことができます。

また、子供に考えさせ、選ばせることで自己決定能力が育ちます。

 

子どもができることを親が代わりに引き受けてはなりません。

 

子供を自立させたければ、早い時期からできるだけ突き放して、

独り立ちさせる姿勢が必要です。

 

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。