私大医学部。
実力養成会では、今年度、日医、東医などの合格者は出てますが、厳しい現実をつきつけ
られてます。
私大医学部・・・・・
年々難易度が上がっている・・・・・私の肌感覚です。
今年は・・・・・特に岩手医科大学の数学がメチャクチャ難しかったです。
岩手医科大学・・・・数学からスタート。この数学で、すっかりペースを崩し、
出鼻をくじかれ、メンタルをやられてた生徒も確かにいました。
私大医学部を第一志望とする生徒は(圧倒的な成績でないかぎりは)
〇〇大学に行きたいっ!! という思いは捨て、どこでもいいから合格出来るところなら、
どこでも行く!! このような発想を持つことが何より重要!! というかスタートラインはここ
のような気もします。
『こだわりは一切捨てる』
『なりふり構わず、合格出来るところならどこでも受ける』
それと・・・・・
特に現役生、1浪生に言えること
まだまだ、私大医学部の厳しさを分かってないように思います。
そもそも、何故医学部なのでしょうか?
しっかりと自分の言葉で、熱く語れますか?
すべての根っこは、ここですよ。
根っこがしっかりとしてるから、どんな困難にも向かっていけるんです。
よく、ちまたの『医学部受験ハウツー本』には、”医学部受験には絶対に苦手科目は作る
な”的なことが声高らかに描かれてますが、こんな言葉は真に受けてはダメです。
多少の凸凹はあっても3科目トータルでボーダーの70%を死守する。
これが圧倒的に効率的です。
私大医学部受験において『苦手科目を克服する』・・・・これは、非現実的です。
言うのは簡単。実際に克服するとなるとそのための時間、エネルギー、そして精神的負担
を考えればトータルで7割超えるっていう戦略の方が圧倒的に現実的です。
難問を解ける力よりも、基本から標準レベルの問題をミスなく確実に解ける
力の方がずっとずっと重要だってことです。
赤本はそりゃ解かなきゃなりません!!
しかし赤本をしっかりと解くためには、いつも言いますが強靭な基礎体力が大前提です。
私大医学部に一番必要な力。
それは、しっかりとした基礎学力とミスしない手堅さです。
難問ばっかりやってても、何も力はつきません。
当たり前の話、赤本を3年分解いたから、過去問対策は大丈夫ってことではありません。
赤本を解くことと、過去問対策は別。
過去問対策の、イロハのイが赤本を解くってことです。
『赤本を解く』= 難易度、傾向、時間的ボリューム を肌で感じる ためのもの。
実際に、解くにあたり、3教科全体の偏差値65を達成していなければ、かなりしんどい。
『過去問対策』 = 肌で感じたことを受けて、類題、予想問題を用いて、合格のために必
要な最低点数以上を達成するための本番さながらのトレーニング
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。