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2017
3/3

実力養成会通信 第364号  ”私立大医学部、補欠合格の実態・実情” の巻

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皆さん、ご存知のように

私大医学部の場合、『正規合格』『補欠合格』があります。

 

『正規合格』は、文句なしの普通の合格。

『補欠合格』は、正規合格者の中で入学辞退者が発生した時に、その空席に滑り込んで

“繰り上がり”の合格となり、入学資格が与えられる・・・・こんな感じです。

ほとんどの私大医学部の場合、補欠合格の通知の際、『番号』も通知されます。

この『番号』は、繰り上がりの順位を指します。

 

ある私大医学部に通う実力養成会OBの話です。信憑性バッチリです。

この生徒は補欠合格でした。さて、その大学、定員100名中、正規合格は3名。

残り97名が補欠合格です。

 

 

え゛~っ!!   まじっ?

 

 

と思われる方も多いと思いますが、これが現実です。

私大医学部の場合、受験生は、ほぼ100%他大学との併願となります。私大医学部受験の

場合平均すると一人あたり、6~8校受験しています。それ以外にも、国公立医学部を受

験する生徒は大量にいます。入学辞退者が膨大な数になるのもうなずけます。

 

ですから、大学側も、入学辞退者を想定して、『定員100名』であれば、150~180名に対

して、正規合格者を出します。にも、かかわらず、ドンドン、入学辞退者が出ます。

結局、正規合格者だけでは、全然定員に足りず、補欠合格者が順次繰り上がって合格する

というのが実情です。

 

 

2015年度入試、東京慈恵会医科大学

 

の例でご説明させてもらいましょう。

 

この年、定員110名。正規合格者は155名。補欠合格者225名。最終的な繰り上がり合格者は184名。

すなわち、繰り上がり合格184名をもって、110名の全入学者を確保した。

東京慈恵会医科大学ですら、正規合格者+繰り上がり合格者 =     339名  のうち、実

に229名が入学を辞退しているという状況になってるんです。

 

この繰り上がり合格者数は、大学によっては非公表のところもありますが、6割は公表し

ています。ホームページで確認できます。

 

繰り上がり合格は、例年、国公立前期の発表後に大きく動きます。

後期発表後にも動きます。

4月になり、大学の入学式の前日に、繰り上がり合格の連絡がはいった・・・

このような生徒もいました!!

 

繰り上がり合格が320名(定員90名)というところもあります!!

 

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ですから、当然、この『繰り上がり合格者』は何名か?

という情報・・・・・絶対に抑えなくてはならない情報のひとつですね。

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。