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2017
12/29

実力養成会通信 第638号 ”『知識』より『知恵』の大学入試へ” の巻

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さて、ここ最近の全国の大学入試問題を見てて、気付くことがあります。

 

“考える” ことをテーマにした問題がメチャクチャ多くなってます。

2021年1月から導入される『大学入学共通テスト』を強烈に意識してのことです。

 

このテストは、従来のいわゆる『センター試験』に代わるものです。

現中3生から導入されます。

 

『センター試験』は『知識・技能』を評価するものです。

これに対し『大学入学共通テスト』は『思考力・判断力・表現力』を評価します。

間違いなく、『知識』より『知恵』なんです。

 

 

つまり、手順だけを示され、それに従うのは得意だけど、自分で手順を探すことの

苦手な生徒にとっては、間違いなく、しんどく、キツイ大学入試になっていきます。

 

俗にいう、”頭のカタい生徒”にとっては、圧倒的に不利になります。

 

 

『知識・技能』だけであれば、多少乱暴な言い方をしたら、

突貫工事的な指導でもなんとかなる!! 

 

しかし、『思考力・表現力・判断力』となると状況は異なります。

普段の学習の成果が問われます。

突貫工事的な指導(直前の詰め込み型指導)では、対処できません。

 

 

大学入試を取り巻く、環境が、大きく変わろうとしています・・・・・・

 

『結果』より、『プロセス』に焦点を合わせるような指導にシフトしていかなければなり

ません。

 

我々、予備校講師も、軸足は変えることなく、しかし、変えるべきところは、変えていか

なければならないと痛感してます。

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今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。