さて、ここ最近の全国の大学入試問題を見てて、気付くことがあります。
“考える” ことをテーマにした問題がメチャクチャ多くなってます。
2021年1月から導入される『大学入学共通テスト』を強烈に意識してのことです。
このテストは、従来のいわゆる『センター試験』に代わるものです。
現中3生から導入されます。
『センター試験』は『知識・技能』を評価するものです。
これに対し『大学入学共通テスト』は『思考力・判断力・表現力』を評価します。
間違いなく、『知識』より『知恵』なんです。
つまり、手順だけを示され、それに従うのは得意だけど、自分で手順を探すことの
苦手な生徒にとっては、間違いなく、しんどく、キツイ大学入試になっていきます。
俗にいう、”頭のカタい生徒”にとっては、圧倒的に不利になります。
『知識・技能』だけであれば、多少乱暴な言い方をしたら、
突貫工事的な指導でもなんとかなる!!
しかし、『思考力・表現力・判断力』となると状況は異なります。
普段の学習の成果が問われます。
突貫工事的な指導(直前の詰め込み型指導)では、対処できません。
大学入試を取り巻く、環境が、大きく変わろうとしています・・・・・・
『結果』より、『プロセス』に焦点を合わせるような指導にシフトしていかなければなり
ません。
我々、予備校講師も、軸足は変えることなく、しかし、変えるべきところは、変えていか
なければならないと痛感してます。
今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。