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2018
9/17

実力養成会通信 第895号 ”『日本史』という教科について” の巻

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今の、高等学校の社会科は、学習指導要領で、

『地理歴史科』と『公民科』に分割されている。

世界史は、必修科目とされ、日本史は地理との選択必修という形がとられてる。

このような形が適用されるようになったのは、1994年の第1学年から・・・・・・

 

つまり・・・・平成になってから、高校で日本史を履修しないで卒業してる生徒は、

数いるということ!!

ちなみに、『自国の歴史』が選択科目となっているのは、日本だけ!!

この辺の部分は、今後、近い将来、間違いなく国会でも議論されるであろう・・・・

 

オーストラリアを例にとろう・・・・・

自国の歴史は、かなり踏み込む!!

特に、近代史、現代史は、念入りに勉強する!!

オーストラリアを取り巻く、各国との関係性については、これでもかってくらいやる!!

 

 

自国の歴史を知らない・・・・

自国の文化を知らない・・・・

国際社会では、こういった人たちは、教養人とは見なされない!!

日本人的に言えば、

『あんた、自分の国の事なんも知らないの?』

『あんた、自分の国に、誇りをもってないの?』

こんな感じである・・・・ひどい場合は、『軽蔑』されることもある。

決してオーバーに言っているわけではない!!

 

 

いわゆるビジネスシーンにおける海外の人たちは

日本人の想像をはるかに超えるくらいシビア―だ。

 

2020年の大学入試改革・・・・・

英語が大きく変わる!!

 

これを受けて、

『これからは、英語は全員が学び続ける教科です』とある方が言っていた。

認識が甘過ぎるし、よく状況が見えてない。

 

勘違いしてはいけない、

外国人と話が出来るようになりましょう、ってことではない!!

 

外国人と”対等”に議論できる!!

外国人と”対等”に交渉できる!!

 

こういった人材を育てるための大改革である。・・・・

 

日本の成立背景、文化背景、そして他国との関係の変遷を踏まえながら、

自国をアピールできる者が、外国人と対等に議論、交渉ができるのである。

 

日本史の講師だから、ということではない、素直な気持ちで

日本史は、是非とも学んでほしい・・・・いや、学ぶべきだ!!

 

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。