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2015
10/30

実力養成会通信 第156号 ”ある予備校の数学のテキストから・・・” の巻 

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実力養成会の皆さん、保護者の皆さん、広島のY君、こんにちは。

 

先日、ある生徒から、数学の質問を受けました。その問題が、下の問題です。

ある予備校のテキストにある問題です。

CIMG1178

“曲線の通過領域”・・・・・典型問題です!!

生徒のノートを見せてもらうと、予備校の先生はこの問題については、「ファクシミリ

論法」で解説されてました。

 

“曲線の通過領域” は、奥の深い問題が多いです。東大で出題されるくらいです。

いきなり、ファクシミリ論法って言っても、生徒にとっては「?」

ここは、やはり、そもそも“曲線の通過領域” とは?

から、入らなければいけません。

そのうえで、“曲線の通過領域” を求める手法は、以下の4つがあることを指導します。

どういう時に、どの”方法”を選択するのか?

 

この選択基準こそが、”肝” なんです!!

 

 

①パラメーターを動かして通過領域を実際調べる

②実数解の存在条件

③ファクシミリ論法

④”包絡線”を求める

 

 

なんの予備知識を持たない生徒は、この手(通過領域)の問題は、みな、ファクシミリ論法で解くも

の・・・このように刷り込まれてしまうのがとても危険です・・・・

 

生徒にとってみたら、いきなり、東大の問題・・・しかもファクシミリ論法?

予備校の先生の板書をひたすら写し取り、家で復習・・・・・???????????

 

これじゃ、生徒がかわいそう・・・・・と痛感しました。

「準備運動なし」でいきなり、全力疾走するようなもんですよ・・・・

 

でも、本当に、可哀相なのは、予備校の先生なのかもしれません。

こんな時間じゃ、この問題を十分に解説できないよぉ~~(泣)と思っています・・・

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。