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2020
8/2

実力養成会通信 第1577号 ”難関大日本史対策ワンポイントレクチャ-” の巻

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山川の教科書だ。

中世は、武士政権が生まれ、荘園/公領の支配権も貴族層から奪い取り、しだいに武家社

会が確立していった・・・・と書かれてる。

 

戦国時代は、確かに”合戦”は毎日のように行われてた。

しかし・・・”乱”だとか”変”は、以外にも多くない。

 

中世にこそ、この”乱”、”変” が集中している。

 

早くは

平将門の乱

保元の乱、平治の乱

治承・寿永の乱

承久の乱

中先代の乱

観応の擾乱

明徳の乱

応仁の乱

本能寺の変

 

それは、なぜか?

 

答えは、いたってシンプル!!

 

そもそも武士とは、闘争することが表稼業だ。

彼らは、話し合いによる政治的解決は得意ではない。

戦いが多くなるのは、ある意味当然だ。

 

武士の時代と言うことで言えば、江戸時代もそうだ。

 

しかし、江戸幕府は、強力な上部組織により、全国の武士を支配してた。

戦国時代があまりにも悲惨だったことを知ってた彼らは、

戦いをせずに済ませる方法を知ってた。

だから、江戸時代には、”乱”だとか”変”は、数えるほどしかない。

 

さて・・こう考えると、

中世の”乱”や”変”を深く掘り下げ、ひとつひとつつなげていくことで、

日本史を貫く原理のようなものが見えてくるように思う。

 

歴史は勝者によって作られる・・・・よく、このように言われる。

これは、歴史小説、ドラマの範疇であり、

さすがに・・・歴史学ではこのような見方はしない。

 

しかし、その一方で、このようなスタンスでいると

歴史のダイナミズム(大きな確固たる【流れ】)が見えなくなってしまうのも事実だ。

 

このへんのバランス感覚が問われるというものだ。

 

 

そういった意味において、実力養成会では、

共通テスト日本史選択者、及び日本史で難関私大を受験する生徒には、

この本を読むことを義務付ける!!

 

本日も最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

追記

ある大手予備校の、看板日本史講師の方がこうおっしゃっていた・・・・

 

毎年、毎年、同じことをしゃべってる(日本史)講師は失格!!

歴史は生き物・・・・

その都度、書き換え、更新していかなければならない・・・

 

 

本当に、この通りだと思う。

【同じことの繰り返し】 ⇒ 『成長、進歩』がゼロ。

これは、日本史講義に限った話ではない。

 

私は、今年も、歴史検定1級に向けて、猛勉中だ(笑)