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2021
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実力養成会通信 第1725号 ”動詞のイメージを学ぶ!!”の巻

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ある高1生の英語を指導していて、つくづく、痛感した・・・・

 

トップ高で英語が優秀と言う生徒ですら、

日本語と英語の1対1対応になっている(泣)

 

だから、和訳しても、

心情にそぐわない、”借り物”の日本語訳になる・・・・・

 

 

have =  持っている

make = 作る

get = 手に入れる

take = 手に取る

 

 

そもそ、have は「手に持つ」という動作を表わす動詞ではない!!

 

『(近くに)ある』ことを示す単語だ!!

 

 

例えば・・・・

 

I had lunch.

 

 

これは「昼食が近くにあった」がイメージされ「昼食をとった」という意味になる。

 

英英辞典に書かれてる8つ程の意味はすべて、この『近くにある』から派生してる。

 

 

 

では・・・・・lunch つながりということで・・・・

 

I made lunch.

 

make は「作る」だが、ある程度の”努力”のニュアンスが込められてる。

この人は、(頑張って)昼食を作った!!

 

 

I got lunch.

 

get は、「手に入れる」だが、“動き(移動)”のニュアンスが込められてる。

この人は、その場から”動いて”昼食を手に入れた、すなわち、昼食を買ってきた、

こういうことだ。

 

例えば・・・・

レストランで、メニューを指さして、「これにするわ!!」は、

 

I’ll have this.

 

 

それに対して・・・・・

洋服屋さんで、「これにするわ!!」は、

 

 

I’ll take  this.

 

 

レストランでは、自分が動かないで、ウェーターの人が持ってきてくれるから、

そこに”動き”のニュアンスは発生しない。

だから、have・・・・近くにある

 

 

一方、洋服屋さんでは、何かを買うなら、“手に取る” 動きだ。

だから、take・・・・手に取る→持っていく

 

 

このように、

『この単語は、こういう感じ』

『この単語は、こう言う気持ちで使う』

これが、私が言う『イメージを学ぶ』だ!!

 

このイメージを学ぶことにより、類似表現との区別、

そしてその単語本来の使い方を手に入れることが出来る。

 

そうすることで、気持ち・感覚の通わない日本語訳から

心情そのものを写し取る、本当の意味での『言語』に育っていくと確信してる。

 

 

 

本日も最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。