ある高1生の英語を指導していて、つくづく、痛感した・・・・
トップ高で英語が優秀と言う生徒ですら、
日本語と英語の1対1対応になっている(泣)
だから、和訳しても、
心情にそぐわない、”借り物”の日本語訳になる・・・・・
have = 持っている
make = 作る
get = 手に入れる
take = 手に取る
そもそ、have は「手に持つ」という動作を表わす動詞ではない!!
『(近くに)ある』ことを示す単語だ!!
例えば・・・・
I had lunch.
これは「昼食が近くにあった」がイメージされ「昼食をとった」という意味になる。
英英辞典に書かれてる8つ程の意味はすべて、この『近くにある』から派生してる。
では・・・・・lunch つながりということで・・・・
I made lunch.
make は「作る」だが、ある程度の”努力”のニュアンスが込められてる。
この人は、(頑張って)昼食を作った!!
I got lunch.
get は、「手に入れる」だが、“動き(移動)”のニュアンスが込められてる。
この人は、その場から”動いて”昼食を手に入れた、すなわち、昼食を買ってきた、
こういうことだ。
例えば・・・・
レストランで、メニューを指さして、「これにするわ!!」は、
I’ll have this.
それに対して・・・・・
洋服屋さんで、「これにするわ!!」は、
I’ll take this.
レストランでは、自分が動かないで、ウェーターの人が持ってきてくれるから、
そこに”動き”のニュアンスは発生しない。
だから、have・・・・近くにある
一方、洋服屋さんでは、何かを買うなら、“手に取る” 動きだ。
だから、take・・・・手に取る→持っていく
このように、
『この単語は、こういう感じ』
『この単語は、こう言う気持ちで使う』
これが、私が言う『イメージを学ぶ』だ!!
このイメージを学ぶことにより、類似表現との区別、
そしてその単語本来の使い方を手に入れることが出来る。
そうすることで、気持ち・感覚の通わない日本語訳から
心情そのものを写し取る、本当の意味での『言語』に育っていくと確信してる。
本日も最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。