数学が伸び悩んでいる生徒です・・・・・・・
伸び悩んでいるものの、真面目に努力は継続している生徒です。
その日も、この生徒を指導していました。
ある問題を解説してました・・・・・・・・・
【生徒】『あっ、それって教科書に出てた問題です』
【私】『教科書を事前に見て、勉強してたんだな? やるっしょ!!』
この生徒は、確かに、教科書は見てました・・・・・・
しかし、目を通しただけ・・・・・・・・・・
【生徒】『ここまでは、わかったんだけど、そのあと、なんでこうなんのか、わかんな
かった・・・・どういうこと? って感じ』
【私】 『じゃぁさ、わかったとこについて聞くけど、ここの式変形は、どういうことを狙ってというか、何を意図して変形したの?』
【生徒】『・・・・・・・・・・分かるんですけど、上手く説明できないっす』
こんなやりとりが続くわけです・・・・・
この生徒は、この日、授業後に、私に、数学の勉強法を変えた方がいいのでは? と
アドバイスを求めてきました・・・・・
この生徒の課題点及び問題点・・・・・
①事前に教科書に目を通し、”意欲” ”モチベーション”は、それなりにある。努力も継続しており、『がんばっている』という点は認めたうえで、、、、、
ずぐギブアップし過ぎ!!
★教科書を見て、わかんないっ なら、持っている白チャートで、類題を調べ、その解説
を読む、その解法を真似るなど”わかんないっ” か・ら・の 次のアクションをとっていないっ!!
★教科書の例題を見てわからない・・・・なら、その少し前のところまで戻って、そこから、『積み上げていく』ことをしていない
★厳しい表現になるが、短絡的!! 理解することへの努力が欠落している。
②この生徒にとって、『わかる』ってことは、書かれてあることが理解できるという認識。理解した書かれてあることを暗記して、それを問題を解く際の”よりどころ”としているために、時間がたつとすぐ忘れる。・・・・・理解するってことをはき違えてる。
物事の成り立ち、物事の本質に目が全く向いてない。・・・・・・表面的なことしか考えれない。
③論理的に思考してないから、当然、人へ説明できない。
④数学の勉強方法を変える必要は全くない。自分の意識を変えなきゃならん。
この生徒を責めているわけではありません。
典型的な”伸び悩んでいる”生徒の実例としてご紹介させてもらっただけです。
このような生徒の問題点、課題点を洗い出し、それを生徒、保護者と共有し、進化させていくの
が、私の仕事です・・・・・・・・・・
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。