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2023
3/8

◆実力養成会通信 第2329号 ”これから高校生になる中3生の数学指導について” の巻

ニュース

数えてみたら・・・・この春で、指導経験は43年になります。

 

 

最初の頃は、無我夢中で問題を解き、いろいろな別解も指導してました。

当時は、物理も指導させてもらってました。

微積をゴリゴリ使う物理です。

 

25年くらい経ってからでしょうか・・・・

 

色々な解法を求めるよりも、

オーソドックス(いわゆる王道)な考え方で色々な問題を解ける方が

応用・発展の面からも絶対に良い!!

 

ということを実体験を通して分かってきました・・・・・

 

 

別解が必要ない、という意味ではありません。

 

問題の読み方、受け止め方によっては別の解法が自然な解答だ、

ということもあるでしょう。

 

理解が深まると問題の見方も変わります。

これもまた、楽しみのひとつでもあります。

 

さて、43年間、実に色々な高校生・浪人生に接してきて感じるのは、

 

小手先の知識を振り回すより、

多少、遠回りであれ、正攻法(正統的)で攻める!!

 

こういった生徒たちが結局、伸びていきました。

 

もちろん、知識は多い方がいいのですが、それらがつながっていないのが欠点です。

 

 

色々と深く考えるようになると問題の核(本質)が見えてきます。

すると、そこから自然に別解も見えてきます。

 

 

さて、実力養成会では、高校受験の終わった中3生たちは、

既に本格的に数ⅠAの勉強をスタートしてます。

 

すべては・・・・圧倒的アドバンテージをもって、ロケットスタートを切るためです。

 

実力養成会で、数学を学んでいくにあたり、

 

何はともあれ・・・・・

紙〔ノート〕と鉛筆を持って、

図を描き、

計算し、

手を動かし、

アタマを働かせる!!

 

中学時代のような、手取り足取りの指導は、、、もう卒業です。

いや、卒業しなきゃ、決勝トーナメントは勝ち上がれません。

 

1日も早く自立です!!

 

 

例えば・・・・・この2題・・・・

 

見た目は『平方根の計算』、だから“初心者”『数Ⅰって言っても中学の延長じゃん』

勘違いします(笑)

 

 

 

 

これらは、平方根の勉強ではありません()

 

 

【基本例題28】では、平方根という題材で“対称式の式変形” を学ぶのです!!

【応用例題31】では、平方根という題材で“次数ダウンの方法とその効用”を学ぶのです。

 

ですから・・・・

『高校数学は、中学数学とは、全く別の教科』という感覚でいなきゃダメ!!

札幌南高のある数学の先生も、まったく同じことをおっしゃってました・・・・

 

 

我々は・・・・

小手先のテクニックに走らない、

そして解法暗記に頼らない、

正統的な数学を勉強しています!!

 

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがうございました。