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2023
4/26

実力養成会通信 第2377号 ”北大、成績開示結果から見えてくるもの” の巻

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北大の成績開示、既に、皆さんの手元に届きましたね

 

 

今年も3名の開示結果を見させてもらいました。

 

 

これを元に、昨年度の私の”記述答案指導”の振り返りと、

“北大2次攻略のポイント” をあらためて整理しました!!

 

 

ちなみに・・・コレは、愚息の開示結果です。

 

 

北大の成績開示は、そうそう見れないモノです。

それだけに、そこにはとても貴重な情報が満載されてます。

 

 

ご存知のように、各科目の得点は、小数第2位までの表示です。

 

例えば、 英語 86.67点(150点満点)  数学 100.75点(150点満点)

物理 38.80点(75点満点) 化学45.33点(75点満点)

 

なぜ・・・小数第2位か?・・・・そこには明確な理由があります。

(理由は企業秘密です)

 

 

ちなみに・・・

表示されてる”得点”は、2次だけ!!    しかも傾斜がかけられてない点数です。

これに共通テストの圧縮分(300点満点に換算)が合計された点数で合否が決まります。

 

それと・・・”順位”は出願した学部学科内のモノです!!

特に・・・総合入試理系・数学重点選抜群、化学重点選抜群等々で全くの別の順位です。

 

 

さて・・・北大成績開示から見えてくるモノ・・・・

30年近く、ずっ~と見てきてるから、見えてくるモノってかなりあります!!

 

よく・・・・ちまたで聞く”北大は英語で決まる”・・・・コレは全くのデタラメです!!

 

それは何故か?

 

各科目の得点の振れ幅が一番大きいのは圧倒的に数学です。

数学の得点の振れ幅を『10』とすると、

 

物理 『5~7』

化学      『5~8』

生物       『4~6』

英語        『2~5』

 

合格者、不合格者・・・・・英語は、そんなに得点差はありません!!

事実は・・・・数学の得点差、その開きが圧倒的にデカくなってます。

これは、ここ20年来、変わってません。

 

 

それと・・・もう一点!!

 

数学でいえば・・・・

理系学部すべて、同じ問題なのに得点状況が全く異なる!!

 

これも、開示結果から見えてくる、”奇妙な(?)” 現象の一つ。

 

医学部医学科と総合理系生物重点選抜群では、数学の採点基準、

つまり部分点・中間点の採点基準が全く異なる!!   こういうことです。

 

理由は・・・・・

同一学部学科内において ”受験者をよりふるいにかけるため”

分かりやすく言うと、”受験者に明確な差をつけるため” です。

 

例えば・・・・医学部医学科受験生であれば、受験生全員そこそこ解き切るでしょう!!

その中で、キッチリと差をつけるために、部分点・中間点をより厳しくする!!

これとは逆に・・・・看護学科・・・数学の平均が一番低い学科ですが・・・・

ある問題が難しく・・・全員解けない・・・・・ということは『差』がつかない・・・

であれば・・・・部分点・中間点で差をつける・・・・こういう意図です。

 

 

これもまた・・・・成績開示から見えてくる部分です・・・・

 

 

他にもまだまだありますが、企業秘密とさせてもらってます。

 

いずれにせよ、

こういった事実をベースとして、日々、指導させてもらってます!!

ということです!!

 

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。