北大の成績開示、既に、皆さんの手元に届きましたね
今年も3名の開示結果を見させてもらいました。
これを元に、昨年度の私の”記述答案指導”の振り返りと、
“北大2次攻略のポイント” をあらためて整理しました!!
ちなみに・・・コレは、愚息の開示結果です。
北大の成績開示は、そうそう見れないモノです。
それだけに、そこにはとても貴重な情報が満載されてます。
ご存知のように、各科目の得点は、小数第2位までの表示です。
例えば、 英語 86.67点(150点満点) 数学 100.75点(150点満点)
物理 38.80点(75点満点) 化学45.33点(75点満点)
なぜ・・・小数第2位か?・・・・そこには明確な理由があります。
(理由は企業秘密です)
ちなみに・・・
表示されてる”得点”は、2次だけ!! しかも傾斜がかけられてない点数です。
これに共通テストの圧縮分(300点満点に換算)が合計された点数で合否が決まります。
それと・・・”順位”は出願した学部学科内のモノです!!
特に・・・総合入試理系・数学重点選抜群、化学重点選抜群等々で全くの別の順位です。
さて・・・北大成績開示から見えてくるモノ・・・・
30年近く、ずっ~と見てきてるから、見えてくるモノってかなりあります!!
よく・・・・ちまたで聞く”北大は英語で決まる”・・・・コレは全くのデタラメです!!
それは何故か?
各科目の得点の振れ幅が一番大きいのは圧倒的に数学です。
数学の得点の振れ幅を『10』とすると、
物理 『5~7』
化学 『5~8』
生物 『4~6』
英語 『2~5』
合格者、不合格者・・・・・英語は、そんなに得点差はありません!!
事実は・・・・数学の得点差、その開きが圧倒的にデカくなってます。
これは、ここ20年来、変わってません。
それと・・・もう一点!!
数学でいえば・・・・
理系学部すべて、同じ問題なのに得点状況が全く異なる!!
これも、開示結果から見えてくる、”奇妙な(?)” 現象の一つ。
医学部医学科と総合理系生物重点選抜群では、数学の採点基準、
つまり部分点・中間点の採点基準が全く異なる!! こういうことです。
理由は・・・・・
同一学部学科内において ”受験者をよりふるいにかけるため”
分かりやすく言うと、”受験者に明確な差をつけるため” です。
例えば・・・・医学部医学科受験生であれば、受験生全員そこそこ解き切るでしょう!!
その中で、キッチリと差をつけるために、部分点・中間点をより厳しくする!!
これとは逆に・・・・看護学科・・・数学の平均が一番低い学科ですが・・・・
ある問題が難しく・・・全員解けない・・・・・ということは『差』がつかない・・・
であれば・・・・部分点・中間点で差をつける・・・・こういう意図です。
これもまた・・・・成績開示から見えてくる部分です・・・・
他にもまだまだありますが、企業秘密とさせてもらってます。
いずれにせよ、
こういった事実をベースとして、日々、指導させてもらってます!!
ということです!!
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。