『対偶法』についての指導例です。
さて・・・
数Ⅰの教科書で『命題と集合』『必要条件・十分条件』『逆・裏・対偶』『ド・モルガ
ン』など学びます。
私のこれまでの経験上、これらを完璧にマスターして急に数学ができるようになった、と
いう経験はありません。
論理に関する用語を理解し、形式論理にある程度精通したところで、まさしく、それは
『必要ではあっても、全くもって十分ではない』わけです。
古くから言われてる通り、数学で必要な3つの力『計算力』『発想力』『論証力』
計算力については、ある程度は具体的なイメージを持つことはできるでしょう。
しかし、発想力や論証力になると、重要性は感じて、
発想力をつけたい
論証力を鍛えたい
という思いはあっても、では論証力とは具体的にどんな力か?
と踏み込んで考えた時に、イメージが揺らぐ生徒は多いです。
論証力とは?
厳密に考えると、とても難しい表現になるのでここでは避けますが、
分かりやすく言うと、
いままで、何か、モヤモヤしてたところがスッキリ、クリアーになり、
腹にストンっと落ちるようになった・・・・
だとか
いままで、行き当たりばったりだった議論の展開を、
筋道立てて進められるようになってきた・・・・
という実感こそが、
論証力の向上であって、
最終的には、数学の”底力”となります。
北大以上の難関大学を目指す人たちにとっては・・・・
『数学力』とはまさに『論証力』です 。
だからこそ・・・この単元はとても重要です。
しかも・・・今回の定期考査で、高得点を狙うヒトにとっては、
この単元の出来が、大きなカギとなります。
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。