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2023
5/19

実力を売生会通信 第2399号 ”第一高、高1生の指導例” の巻

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『対偶法』についての指導例です。

さて・・・

数Ⅰの教科書で『命題と集合』『必要条件・十分条件』『逆・裏・対偶』『ド・モルガ

ン』など学びます。

 

私のこれまでの経験上、これらを完璧にマスターして急に数学ができるようになった、と

いう経験はありません。

 

論理に関する用語を理解し、形式論理にある程度精通したところで、まさしく、それは

『必要ではあっても、全くもって十分ではない』わけです。

 

古くから言われてる通り、数学で必要な3つの力『計算力』『発想力』『論証力』

 

計算力については、ある程度は具体的なイメージを持つことはできるでしょう。

しかし、発想力や論証力になると、重要性は感じて、

発想力をつけたい

論証力を鍛えたい

という思いはあっても、では論証力とは具体的にどんな力か?

と踏み込んで考えた時に、イメージが揺らぐ生徒は多いです。

 

論証力とは?

 

厳密に考えると、とても難しい表現になるのでここでは避けますが、

分かりやすく言うと、

いままで、何か、モヤモヤしてたところがスッキリ、クリアーになり、

腹にストンっと落ちるようになった・・・・

だとか

いままで、行き当たりばったりだった議論の展開を、

筋道立てて進められるようになってきた・・・・

 

という実感こそが、

論証力の向上であって、

最終的には、数学の”底力”となります。

 

 

 

北大以上の難関大学を目指す人たちにとっては・・・・

 

『数学力』とはまさに『論証力』です 。 

 

 

だからこそ・・・この単元はとても重要です。

しかも・・・今回の定期考査で、高得点を狙うヒトにとっては、

この単元の出来が、大きなカギとなります。

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。