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2023
6/27

実力養成会通信 第2459号 ”京大経済学部入試対策【後編】” の巻

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京大数学が日本一難しいとされる理由は、

一つの大問に対して、“小問誘導”をほとんどつけない出題形式にあるからです!!

私自身・・・京大の問題は、こういった理由から苦手でした。

 

 

例えば、下の【6番】がその典型的問題です!!

『どんな道具を使うのか?』

『何を変数と置くのか?』

 

これらは通常は(北大などの小問誘導型)は小問が一つの”ヒント”となり、

それに従えばいいのですが、それに慣れすぎると、京大のような出題になると、

途方に暮れてしまうのです(汗)

 

例えば・・・

『こっちへ向かって走ってください』と言われれば全力疾走できるヒトも、

どっちに向かって走っていいのか分からない状態になります!!

 

つまり・・・・・目的は与えるが、必要なものはすべて自分で調達しなさい!!

という極めて自主性を重んじる京大らしさが問題にも反映されます。

 

 

このような問題にしっかりと対処できるようになるには・・・・

『難問』など一切解く必要はなく、いわゆる『標準的な問題』を

様々な側面から考えるトレーニングを普段から積んでいく!!

これに尽きます!!

 

具体的に言うと・・・

ある問題が【方程式】で解けたり、【三角比】で解けたり、

【ベクトル】で解けたりすることがあります。

このような様々な切り口を日ごろから経験しておくと、それぞれの”道具”の有用性だった

り、その”限界”が見えてきます。

この経験値こそが誘導のない問題を考えるときにはとても役立つというか生きてくるもの

です。

 

つまり・・・・私のこれまでの実績と経験から言えることは・・・・

 

京大の問題が解けるようになる近道は

京大の問題を解くしかない!!

 

(あくまでも京大数学限定の話です)

 

 

普通の問題集をやっていて京大の問題がスラスラ解けるようにはなりません。

京大の問題がどういう問題なのか知らずして、標準的な大学入試問題が解けるようにな

ったから京大の問題が解ける、というのは全く違う話です。

 

この感覚は、実際に京大の過去問、15年~20年くらい解き切った者であれば、

分かるであろう”感覚”というか”感性”です。

 

 

京大数学に関して言えば・・・

もう少し、実力がついてから、京大の過去問をやろう・・・ではなく、

今から、やるべきです。

やりながら、経験値を積んでいくのです。

理想は【完答】ですが、【完答できなくても】かなりの部分点は削り取れます。

部分点の寄せ集めだけで・・・・6割5分 を超えればいいのです!!

 

ちなみに、4年前、京大農学部現役合格した生徒の得点開示では、

数学は102.75点 (得点率68.5%)でした。

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。