月形町の歴史・・・・それは
《樺戸集治監》の歴史と共にある!!
《樺戸集治監》・・・・ざっくりと言えば月形刑務所の前身です。
月形町の原点はまさに《樺戸集治監》です。
樺戸集治監 開設は明治14年(1881年)です。
《集治監》とは重罪犯人を収容する刑務所のコトです。
明治維新後です。
帯刀を禁じる”廃刀令”に加え、秩禄処分が明治政府により、断行されました。
身分的特権を失った士族の不満が爆発しました。
神風連の乱、秋月の乱、萩の乱、そして最後の士族反乱が西南の役。
明治新政府は徴兵軍を用い、これらを力づくで鎮圧しました・・・・
この結果、逮捕された政治犯や重罪犯などが激増しました。
そこで、当時の内務卿/伊藤博文 が
『未開の地に反乱分子や凶悪犯を隔離し、彼らの労力を駆使して開墾し、自給自足させれ
ば、監獄経費の節約にもなる』と、
複数の候補地の中から現在の月形町に樺戸集治監が建設されました。
囚人たちの労働は、過酷を極めました。
原生林を懸命に切り開いて道路を作りました!!
今の国道12号線の”基”となる道路は彼らによって作られました。
月形町に広がるのどかな田園もまた、彼らの過酷を極めた開墾作業によるものです。
あわせて、北の大地に相当数の労働力を確保することで、ロシアの脅威にも対抗しようと
してたのです・・・・
月形町という名前の由来もこの通りです。
あまりにも有名なこの道路
この道路を語る際、樺戸集治監なくしては語れないということですね・・・・・
教科書に書かれてあることだけが歴史じゃない!!
北海道には、まだまだ魅力あふれる歴史が満載!!
次回は『増毛町』にスポットを当てます。
この他にも意外なところでは、江別市、三笠市、本別町、江差町、上ノ国町等々・・・・
これらについても、順次、ご紹介させてもらいます。
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。