幕末期に設置された『津軽藩の越冬元陣屋』と『秋田藩の元陣屋』
特に『元陣屋』は江戸末期の動乱の中で蝦夷地の”要”として機能してました。
増毛の歴史と文化の象徴として、
平成7年に総合交流促進施設『元陣屋』がその跡地に再構築されてます。
明治初頭、増毛町は、ニシン漁で沸きに沸きました!!
佐渡出身の本間泰蔵は、小樽で商売を学び、明治八年、増毛で荒物雑貨の店を
始めました。
ニシン景気の中、仕入れた商品は飛ぶように売れ、泰三は事業を次々と拡大します。
荒物雑貨から、海運業、呉服商、酒造業など次々と成功をおさめ、
“天塩国一の豪商”と呼ばれるまでになりました。
泰三は、各種事業を統合し『丸一本間合名会社』を立ち上げました。
現在でも『國稀酒造』は営業を続けてます。
明治中期には・・・・
交通の要所として、港湾、鉄道の整備がすすめられ、
特に鰊で栄えた最盛期には貨物輸送の拠点としてにぎわい、その栄華は、増毛駅周辺の旅
館、店舗、作り酒屋など明治から大正、昭和の建築物を見れば手に取るようにわかりま
す。それらの一部は今も見ることが出来ます・・・・・・当時の繁栄ぶりが伺えます。
現在・・・・増毛町は後継者不足や魚価の低迷で厳しい状況にありますが、
町を挙げて、水産技術の普及や改善、生産性の向上に努力してると言います。
増毛には、栄華の歴史を今に伝える街並みがあります。
悠久のロマンそのものです。
まさに・・・古き良き時代を感じさせてくれます・・・・・
北海道には、本州にない独特の歴史があります。
増毛にもまた独特の素晴らしい歴史があります。
以上・・・・・あなたの知らない北海道の歴史、増毛町の巻 でした。
次回は・・・・『三笠市の歴史』を取り上げてみたいと思ってます。
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。