ある大学としておきます。
そして、ある大学教員(私の友人)としておきます。
その大学は、毎年、新入生向けにオリエンテーション合宿を実施しています。
新入生のクラス単位で実施され、上級生が主催・企画するイベントです。
このオリエンテーション合宿の参加は義務ではなく任意だそうです。
ある大学教員がこうぼやいてました・・・・・
年々、このオリエンテーション合宿に参加する新入生が減っている。
ここ最近の学生の特徴は、単に勉強できるだけ。
だから、大学になじめない学生が激増している。
“友人を作ることに何のメリットがあるんですか?”
と真顔で反論する学生もいる。
参加しなかった学生に、何故?って聞くと”親が参加しなくてもいい”と言った、と。
優秀なんだけど、言われたことしかやらないし、
自分で壁を作って引きこもってしまう。
自主性のかけらもない、
あれじゃ、就職なんてとても無理だわ・・・・・・・
こんなことをぼやいてました。
私も、この話を聞いた時、素直に納得しました。
事実、私も、このような受験生の指導を担当させてもらったこともあります。
挨拶ができない・・・・・・・・・・・
周囲とうまくなじめない・・・・・・・
自主的に動けない・・・・・・・・・・
“出来ない事”の言い訳を常に考えてる・・
悲しいことに、コミュニケーション能力が足りない、というより、完全に欠落してるんです。
どうして、このような学生が激増してるんでしょう?
ズバリ、幼少期からの慢性的な親の過干渉です。
よく、『こんなことも、出来ないの!!』と感情的になって叱るお母様がいます。
『こんなことも出来ない』のは、『こんなことも』やらせてないからです。
先日、たまたま、偶然にも、尾木ママの子育てに関するテレビ番組をみました。
その中で・・・・・・
近ごろでは、
朝は、『早く、起きなさい』から始まって、
夜は、『早く、寝なさい』まで、子供の顔を見れば叱ってばかりいるお母さんも珍しく
ない。そんな母親に限って、『うちの子は何もできない』と愚痴をこぼすそうです。
母親が叱って子供に行動を促すことが、子供の自立心を発達させる大きな障害になって
る。・・・・・このようにコメントされてました。
私も、全くの同感です。
今日も、最後まで、読んでいただきありがとうございました。