「ゆとり」批判はどうつくられたのか?/岡本智周・佐藤博志/太朗次郎社エディタス
「ゆとり世代」・・・・・
みなさんは、この言葉に、どんなイメージを持ちますか?
おそらく、大半のヒトは「マイナスイメージ」では?・・・・・・
そもそも「ゆとり世代」という呼び方自体、正しいのでしょうか?
単なる ”次世代バッシング” ではないのでは・・・・・と思う反面
以下のような、面もあると考えています。
あくまでも、私の個人的な意見ですが、
私は、これからの世の中は、まさに、想定外の時代だと考えています。
そんな時代を生き抜くために必要なのは『考える力』だと思います。
具体的な知識やスキルも必要でしょうが、それよりも、物事の本質まで突き詰めて考えて
いく『考える力』・・・・・・。
私は、『発展的指導』を積極的に取り入れてます。
あくまでも、平均的な高校生を想定して作成された”教科書”では、志の高い生徒にとって
見たら役不足です。
ですから、単元、領域によっては、大学の立場にたっても、十分通用する、論理・概念を
指導しています。
『発展的指導』により『考える力』を養いたいからです・・・・・・・
どんな、入試問題にもたじろがない、真の実力を養成したいからです。
ただでさえ、役不足の教科書・・・・・
ゆとり教育で3割削減・・・・・・・・・・・
本当に、大丈夫なの?・・・・・・・・・・・
結局、この施策は、マニュアル人間の量産になっていく・・・・
常々、このように考えていた私にとっては、
「タイトル」からすると
まさに、ド真ん中の一冊でした・・・・・
しかし、結果的に
『もやもや感』だけが残りました。
私としては、もっと、ズバズバ、斬ってほしかった・・・・・・。
内容としては、
どのような経緯から「ゆとり」という言葉が使われるようになったか・・・・
そして、「ゆとり教育」による教育内容の変遷・・・・・
1998年改訂は、本当に学力低下を招いたのか?・・・・・・
こんな感じでした・・・・・
差し障りのない、内容にとどめられた、可もなく不可もなく・・・って感じでした。
タイトルに引かれて飛びついたものの・・・・物足りなさを感じた・・・
こんな一冊でした・・・・・
今日も、最後まで、読んでいただきありがとうございました。