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2018
1/12

江戸時代後期の政治・社会思想について

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幕藩体制の行き詰まり・・・・・・

列強の接近などに代表される社会の大きな変化・・・・・・・・

 

こういった時代背景の下で

『思想』の面でも大きな影響を受け、

朱子学を批判する諸学派が登場し、

国学、洋学など新たな学問も発展しました。

 

その中の一つを紹介させていただきます・・・・・・

 

都市や農村の実情を自分の肌で感じ、幕藩領主に現状の問題点を警告し、体制の改良、ま

たは補強のための具体策を論じる『経世思想』が活発になります。

 

超有名な経世論者とその思想内容(かなりザックリですが)です・・・・

 

 

太宰春台・・・・・・

お金を儲けることは、あまり立派な行為じゃないけど、大名として今一番やらなきゃならないことがこのお金儲けさ。財政を再建しなきゃ良い政治も行えないよ!!

 

海保青陵・・・・・・

貨幣経済がここまで浸透してます。金銭を軽視してはなりません。お金は卑しい、商売は卑しいなんて言ってると自分(幕藩領主)が世間から笑われますよ!!

 

本多利明・・・・・・・

彼は、『藩』=『国』という江戸時代の枠を超えてます。江戸時代に『国』と言えば『藩』をさします。お国言葉、お国なまり・・・・というように・・・彼の凄いとこは、『国』=日本の国と言ってます。商売の一番の”儲け”は海を渡っていくことから得られる!!このように断言してるんです!!

 

佐藤信淵・・・・・・・

日本って周りが海に囲まれてるよね。海のような自由な交通手段、航海さえ盛んになれば日本は世界の主にだってなれるんだぜ~

 

 

 

等々、有名な経世論者がドンドン出てきます。

教科書にも、太字で紹介されてますネ。

 

 

さて、この『経世論』・・・・・・・

聞きなれない言葉ですね。

経世論・・・・厳密には『経世済民の術』と言われてました。

 

世の中をどう経営して、人々を平和に豊かにさせるかという思想です。

 

この『民』の『』と『』をとったのが、

 

『経済』

 

 

『経済』・・・・・語源は、『経世済民の術』だったんです。

 

 

今日も最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。