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2018
5/13

正岡子規『筆まかせ』・・・・・

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先日、ある古本屋さんで、手に入れたこの本。

 

従来、仕事とはあまり関係ないし・・・と決めつけ、足を踏み入れてなかったジャンル。

でも、積極的に首を突っ込み読んでみました!!

読んでみると・・・・・意外や意外!!

勉強になりました!!

 

正岡子規は、四国の松山に生まれました。

勉学のため上京し、明治十七年、十七歳で大学予備門に入学。

そこで、夏目漱石と学友になりました。

 

この年から二十五年までの彼の作品を集めた随筆が『筆まかせ』

 

この本を読むと、子規は、自分のことを【器械的人間】だと言ってます。

 

【器械的人間】とは、自主性に乏しく周りの影響を受けやすい人間を指すらしいです。

子規は、周りに迎合しがちな自主性に乏しい自分を戒めてます。

そして、興味を持たせること、意欲を引き出すことが人の自立を促すと考えてました。

 

ですから、子供の教育についても『いやな事を無理に教ゆべからず。例えば数を数える

との嫌いな子供に、しいて、一、二、三、四と言い聞かした処がとても覚える気づか

いはなし』とここでも、興味のない子供に、大人目線で教え込ませようとしても、子供

は嫌がるだけ。子供を面白がらせながら、興味を持たせながら厳正なる思想、精密なる思

想を吹き込まなければなせないと力説してます。

 

これらは、我々も経験的に知るところで、明治の教育手法も今も、かわりはありません。

とても興味深いところでした。

その他にも、子規の教育観が随所に読み取れました。

『教師自ら、学ぶ姿勢を持って、子供の指導にあたらなくてはならい!!』

『子供を本気にさせるのは教師の言葉より、教師の行動である』

『勉強をしない教師は、子供の前に立つ資格はない』

 

これらは、私も、心からそう思います。

身の引き締まる思いをしました。

 

 

あと、正岡子規と夏目漱石・・・・・・その他にも

子規のまわりには、志を共にする若き文芸作家たちが集まりました。

坂本龍馬もそうでしたが、やっぱり、類は友を呼ぶんですね。

 

 

 

さて・・・・・・

人と同じことをしていたのでは、差は生まれません。

他の人が思いつかないような斬新な発想こそが差別化の原点であり、独自性につながって

いくんだと思います。

今まで、一見して仕事とは関係ないと敬遠してたジャンルの本にこそ、『発想のヒント』

があるんでしょうね・・・・・・・

私も実際にそうしてみて、痛感しました。

今後も、いろんなジャンルに首を突っ込み、『多読』『乱読』を楽しんでいきます。

 

 

『読書』は、最高の自己投資!!

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。