感動した映画のストーリーをお母さんに話す。
感動したドラマのストーリーを友達に話す。
こんな経験、誰にでもありますよね。
たった1度しか見ていないのに、物語のあらすじを、しっかりと順序立てて、第3者に説明
できるって、実は、凄いことだと思いませんか?
見る側は、「暗記」しようとして見てるわけではありません。
「人に説明しよう」と思って見てるわけでもありません。
“暗記しない”⇒”物語をつかむ”⇒”教える”
これが、私が生徒に伝えてる「数学の正統的な学習法」です!!
私は、数学を勉強するということは、「論理」を学ぶことだと考えてます。
論理力(数学的思考)、すわち、筋道を立てて物事を考えていく力を養うことこそ数学を学
ぶ本来の理由だと考えています。
残念ながら、今の生徒たちは、数学を学ぶ本来の理由を自覚し、そこに潜む、「美と調
和」の感動に浸る余裕なんてありせん。まず、目の前にある問題を解かなくてはなりませ
ん。なんとか、乗り切らなければならないのです。厳しい現実に直面しています。
だから、自然と、公式や解法を丸暗記せざるを得ません。
当然、そこには、「論理」のかけらも存在しません・・・・・
数学を学ぶ意味は、完全に失われてしまいます。・・・・・・
だからこそ、私は、生徒に、数学という抽象化された世界ではあるものの、「生きた意
味」や「美と調和」を伝えながら、論理力を磨き、「脳力」を養成していきたいと
常に考えています。
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。