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2018
11/15

大学入学共通テスト試行問題について

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先日の、道新にも、試行問題が掲載されてました・・・・・

私自身も、実際に数学、日本史、英語を解きました。

実力養成会でも、実際に数人の生徒にガチで解かせてみました・・・・・・・

 

今回の、【大学入学共通テスト】が目指すところは、従来の暗記中心の詰め込み型から

『考える力』の獲得を重視する方針への転換です。

 

『考える力』を試すとなると、選択式や短答式ではなく、記述式の問題を増やせばいいと

いうのは、誰でも思いつくことです。

 

さて、本番では、約57万人近い受験生が、この大学入学共通テストを受けます。

この記述解答を採点する人数は、相当数です。

それだけに、非常に明確で、客観的な採点基準を設けなければなりません。

誰が採点しても同じ点数になるような採点基準を作る仕事は、想定外の解答が続出する記

述試験において、極めて難しい仕事です。

 

試行調査問題を実施する理由は、ここにあります!!

 

さて、仮に、こうした採点基準が作れたとしましょう。

誰が見ても納得できる採点基準で、あればあるほど、それは、私も含めた、

受験産業にとっては、分析しやすいモノであり、たちまち、手軽に点数をゲット出来る攻

略法、裏技が開発されていくことでしょう・・・・・・

 

反対に不明瞭な採点基準にすればするほど、分析・攻略は、難しくなります。

 

河合さん、駿台さん、東進さんなどの大手予備校では、既に、模試作成に取り掛かってい

ることでしょう・・・・

 

そう遠くない未来、生徒たちは、この大学入学共通テストの記述試験用のテクニックを身

に付けていくんだろうな・・・・・と実際に解きながら、思った次第です。

 

ということは・・・・・今回も、名前、出題形式が変わるだけで、本質は、従来とあまり

変わらないってことです!!

 

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。