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2019
6/25

毛利元就 知将の戦略・戦術 /小和田哲男、三笠書房

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私は、戦国武将の中で誰が好き?・・・・・こう聞かれると

『毛利元就』と答えます!!

 

常に腰が低く・・・・・

下手(したで)に出ることも、全くいとわない、戦国屈指の知将 毛利元就。

まず・・・・・・・

小和田先生・・・・・・・・

日本歴史学の第一人者!!

その道を極めた方だからこそ、専門用語ゼロ、やさしい言葉、分かり易い言葉で、

初心者の人にも、ストンと腹に落ちる本を書けるんですね。

そういった意味においても、とても勉強になりました・・・・・

 

 

 

戦国大名や戦国武将・・・・・やはり、イメージとしては、専制君主!!

『黙ってオレについてこい』的なワンマン武将を想像される方が多いのでは?

 

ところが、どっこい・・・・・毛利元就は、こういったイメージと『真逆』の武将です。

 

次男、元春を吉川氏へ

三男、隆景を小早川氏へ

それぞれ養子として送り、その領域をまるごと毛利領に組み込みました。

 

戦国の世。

戦争になれば軍事費もかさみます。

犠牲者も、大量にでます。

そんな中、元就は、闘わずして勝つ方法を模索します。

 

それこそ、武略、計略、調略です。

 

『だました元就より、だまされた方が悪い』と思わせる場面が何度もありました。

それほど、フェアな勝ち方ではないのですが、だからと言って、

まるっきりアンフェアでもないのです。

 

元就の常に腰が低いという彼の人徳のなせる技。

 

元就は、隆景にあてた書状の中に

『はかりごと多きは勝ち、少なきは負け』というくだりがあります。

 

元就は、”腰の低さ”と”アタマの良さ”で

安芸(広島)の小領主から西日本有数の大名にのし上がることが出来たんでしょう。

 

 

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。