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2016
1/27

『教えて厳ならざるは師の堕』

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先日、ある社会人(アルバイト)の女性が、体験並びに説明を聞きに、

実力養成会を見学にきました。

色々な、事情を抱えながらも、大学受験にチャレンジします。

“ハングリー精神”の塊のような女性です・・・・・・

バイトをしながら、大学を受験します。

世の中には、恵まれない環境の中でも、

強靭な意思の下、チャレンジ精神あふれる若者も少なくありません。

見てて、なかとしてでも、力になってあげたいと素直に思います。

 

その一方で・・・・・・・・・

小学生の時から塾通いをさせ、

誰もが羨む中高一貫校へ通わせ、

一流大学にと願うのは、親として当然かもしれません。

 

そんなありがたい、恵まれた環境にある子供たちの中には、

皮肉にも、「親のために勉強してやっている」と考えたり

社会性が欠落し、自分勝手な行動しかできない・・・そんな子供もいます。

何か、困難にぶつかれば、出てくる言葉は「どうせ、俺なんて・・・・・・・」

 

自制心がない。

公共心が欠落している。

他人の痛みを知らない。

「ありがとう」が言えない。

 

親が「豊かさ」を求めるばかりに、「耐える心」「感謝する心」を

育むことを疎かにしてきたからです!!

このような子供たちの、親は、例外なく「過干渉」です。

 

 

つい先日、あるテレビ番組で「尾木ママ」が

「過干渉な親ほど、自分が過干渉であるという自覚がない」とコメントしてました。

 

私も、全く同感です。

 

 

昔々、ある校長先生から、教えられた

 

『教えて厳ならざるは師の堕』

 

 

この言葉を 改めて、強く噛みしめています。

 

 

恵まれすぎている環境の生徒。

恵まれていない環境の生徒。

 

果たして、どっちが、いいのか・・・・

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。