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2020
8/10

天皇家と古代史十大事件【PHP文庫】関裕二

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サブタイトルが・・・・

正史には、絶対に語らない真実の歴史に迫る。

 

私は、当然、”教科書”ベースで指導させてもらっている。

もちろん【正史】をだ。

 

しかし『正史』に語られていない真実の歴史は確実に存在する。

この本には、

筆者独自の大胆な推理により

古代史の常識を覆す、”真実(?)の歴史”が明らかにされている。

 

真実かどうか・・・・・それは、定かではない・・・・

 

 

しかし、間違いなく ”おもしろい”

 

 

蘇我氏

物部氏

大伴氏

尾張氏

阿部氏

紀氏

三輪氏

などなど・・・・・・・

 

『日本書紀』の中で華々しく活躍してた豪族たちは、

この後、次々と順番に歴史の表舞台から消えていく。

 

藤原氏の”魔の手”にかかって、葬り去られていったのだ。

 

やがて、平安時代には、藤原氏が、朝堂をほぼ独占した。

 

正史においては、

平安時代は、国風文化が隆盛し雅なイメージとして描かれている。

 

しかし、現実は、『藤原氏だけが富栄える世』だった。

 

なぜ、藤原氏が急速に力をつけることができたのか?

 

ここに大きな秘密が隠されている。

 

確かに・・・・『続日本記』はこの時代の政治を克明に記載してる。

ところが、筆者が指摘するように、

『続日本記』は、”大切な場面”では、なぜかしら沈黙を守っている。

 

これを偶然と言うには、やはり無理がある・・・・・

 

この”沈黙の期間”、すなわち”無言の時間”にこそ、

多くの暗黒が秘められてたと考えるは極めて自然だろう。

 

すべては、大津皇子誅殺から・・・・という筆者の視点が新鮮で面白かった。

 

 

やはり・・・・歴史とは、勝者の物語であって、表に出てこないのだ。

 

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。