ニュース・ブログ

2021
9/24

『ヤマト王権と古代史十大事件』関裕二/PHP文庫

ブログ

この本も、半年前に読んだものです。

最近、読み直しました。

 

著者、関裕二氏は、歴史家であり、歴史作家でもあります。

専門は、古代。

 

あとがきより・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

歴史は勝者が書き残す。

特に古代史では、多くの事件が権力者の手で闇に葬られてしまい、

未解決のままになっている。

政権にとって都合の悪いことは、伏せられ、ねじ曲げられる。

権力者は憎んでた政敵を悪い様に書かねば、気が済まない。

この「当たり前の事実」が分かってないと、歴史を読み誤るし、歴史を学ぶ意味がない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

古代には、ロマンがあります。

だから、私は、特に古代史が大好きだ。

 

例えば、卑弥呼の存在にいては、中国の歴史書に、記載されてはいるが、

よく読むと、邪馬台国の女王だとする記述は一切ない。

あくまでも、倭国の王として記載されてるだけで、

邪馬台国の王であるとは書かれていない。

だから・・・・

歴史学者の中には、卑弥呼は政治的実権を持ってなかった!!

とする研究者もおり、イメージする女王とは実像がかなりずれているかもしれない。

 

 

この本は・・・・

継体天皇登場のエピソード

磐井の乱

乙巳の変の意外な実行犯

大化の改新と蘇我倉山田石川麻呂の滅亡

白村江の戦い

壬申の乱

など、古代の十の重大事件にスポットをあてて、深掘りしてる。

 

 

まだまだ、想像の域ではあるが、

どれも、信ぴょう性があり、とても興味深い話だ。

 

 

こういう本を読むと、

教科書が、いかに、凹凸のない、”おとなしい” ものかを実感する。

 

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。