この本も、半年前に読んだものです。
最近、読み直しました。
著者、関裕二氏は、歴史家であり、歴史作家でもあります。
専門は、古代。
あとがきより・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
歴史は勝者が書き残す。
特に古代史では、多くの事件が権力者の手で闇に葬られてしまい、
未解決のままになっている。
政権にとって都合の悪いことは、伏せられ、ねじ曲げられる。
権力者は憎んでた政敵を悪い様に書かねば、気が済まない。
この「当たり前の事実」が分かってないと、歴史を読み誤るし、歴史を学ぶ意味がない。
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古代には、ロマンがあります。
だから、私は、特に古代史が大好きだ。
例えば、卑弥呼の存在にいては、中国の歴史書に、記載されてはいるが、
よく読むと、邪馬台国の女王だとする記述は一切ない。
あくまでも、倭国の王として記載されてるだけで、
邪馬台国の王であるとは書かれていない。
だから・・・・
歴史学者の中には、卑弥呼は政治的実権を持ってなかった!!
とする研究者もおり、イメージする女王とは実像がかなりずれているかもしれない。
この本は・・・・
継体天皇登場のエピソード
磐井の乱
乙巳の変の意外な実行犯
大化の改新と蘇我倉山田石川麻呂の滅亡
白村江の戦い
壬申の乱
など、古代の十の重大事件にスポットをあてて、深掘りしてる。
まだまだ、想像の域ではあるが、
どれも、信ぴょう性があり、とても興味深い話だ。
こういう本を読むと、
教科書が、いかに、凹凸のない、”おとなしい” ものかを実感する。
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。