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2023
10/6

◇実力養成会通信 第2377号 ”『小論文』について考える【後編】” の巻

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『小論文って、要は、作文みたいなものでしょう?』

 

 

違います!!

 

 

【作文】

自分の意見や感想、経験などの情報をまとめた文章

 

【小論文】

論拠〔=論が成立する根拠〕に基づいて自分の意見・主張を論理的にまとめた文章。

 

 

小論文と作文の決定的な違いは、

『論拠に基づいて』『論理的に』述べる!!   

 

つまり・・・

ただ自分の意見を書くのではなく、その『論』が成り立つ根拠を示しながら、一貫して、

筋道立てて書かれていること、これが要求されます。

 

ですから・・・・

当然ながら、読み手はそこに書かれてある通りに読めば、全くもって納得のいく文章。

 

私が添削指導させてもらう上で、常に強烈に意識してるのは、次の2点です。

 

①資料や課題文、設問を理解し、自分の『論』を組み立ててるか?

 

②読み手に対して説得力のある論理的な文章で表現できてるか?

 

 

一口に小論文と言っても、様々な出題形式があります。

具体的には・・・・・

 

【テーマ型小論文】

グローバル化と情報化が進むこれからの社会で必要となる人間性のスキルとはどのような

ものと考えるか?  400字以内で論ぜよ。〔明治大学政経〕

【課題文型小論文】

〔早大人間科学部〕

 

〔中央大学国際経済学部〕

 

【データー型小論文】

〔慶応大学総合政策学部〕

この他にも【要約型課題文小論文】と言われるタイプもあります。

 

 

このように、ざっと見ただけでも、

いざ、書くとなると何から書き始めていいのか?

何をどのように書けばいいのか?・・・・・全く手が動かなくなる生徒が大半でしょう。

 

だからこそ、しっかりとした対策が必要になります!!

しかも、添削指導が必要不可欠です。

 

 

このように、小論文試験は、

『広い意味での読解力』『基礎知識』『分析力』『論理的思考力』

そして『適切な表現力』が大前提となります。

 

これらの力は、これから先、学問を修めるうえで土台となる力です。

 

つまり、

小論文ではこうした『学問の土台となる力』を総合的に測っているのです!!

 

小論文も他の教科と同様に、

知識をつけ、

考え方を学び、

答案を作成する訓練が必要なのです・・・・・・

 

 

小論文は、しっかりと対策した者とそうでない者との差が、

怖いほど明らかになります。

 

実際に過去に『小論文で落ちた』という生徒も何名かいます。

こういう苦々しい経験、挫折があればこその

実力養成会の小論文指導です。

 

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。