将棋にたとえましょう・・・・・
我々素人は、3手先、5手先・・・・先を読んで、素人なりの最良の『手』を考えます。
プロの棋士となると、10手、20手、30手は普通・・らしいです。
しかも、何パターンの『手』を考えます。
さて数学で問題を解く!!っていうときも、これと同じです。
まず、見通し、方針を考えます・・・・・
10手先までとは言いません。
せめて、3手先くらいまで読んでほしい(泣)・・・・・・
先を読まず、感覚で、ただなんとなく、解こうとする生徒がいます。
先を考えれない!?
2手先すら読めない!?
ですから、説明していても、話が全く”かみ合わない”こともしばしば・・・・・。
小さいころから『考える』ということをしてこなかった、
もしくは、(親が)『考える』ことをさせてこなかった弊害です。
それと、今まで、手とり足とり、かゆいところにまで、手を差し伸べてもらって、教えてもらってきた・・・・・
原因はここにあります。
ここをしっかりと矯正して、自立を促し、自分の手でゴリゴリと解けるようにしていくの
が私たちの仕事です!!
では、このような生徒をどのようにして、矯正していくのか?
このような生徒の指導のポイントは?
講師の『待つ』勇気!!
そして、『叱る』より『許す』こと!!
まずは、『やらせる』つまり『解かせる』
見通しの一部分、方針の”とっかかり”の部分をみせて、生徒に、自分の手で解かせる!!
その際、指導者は、手を差し伸べない!!
これが指導者の『待つ勇気』です。
しびれを切らして、教えるのは、逆効果です。
指導経験10年くらいまでの講師なら・・・・・
丁寧に、かみ砕き、そして言葉巧みに教えて、生徒がわかります。
生徒の”わかった”という言葉に気を良くして、ドンドン教えます。
つまり、”無人島で飢えに苦しんでる人に釣ってきた魚をどうぞどうぞ!!”
って感じです。
生徒の保護者は、お子さんが”理解できた” という言葉に喜ぶでしょう・・・
担当講師は、これに気をよくし、ドンドン教えます。
生徒は、どんどん理解していきます。
『担当講師がドンドン教える』ということは、生徒の立場から見ると、何をしなくても、先生が全部教えてくれる。”わかりません”という返事をしておけば、無理して考えること無く、教えてくれる・・・メッチャ楽。・・このような悪循環に陥るんです・・・・・
釣ってきた魚をどうぞどうぞ・・・・・これじゃ根本的な解決になりません。
自分の手で、釣れるようにしなきゃなりません・・・・・・
『理解すること』と『試験で点数を獲る』ことは、別の話です。
勿論、『試験で点数を獲る』ためには、『理解すること』がスタートライン。
講師側が、ついつい、しびれを切らして、イライラしてしまいがちです。
もちろん、私も。
待つ勇気・・・・・そして、許すこと・・・・・・。
アタマでは、わかっいは、いるけど、
いざ、実行するとなると、とても難しいことです。
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。