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2023
10/24

☆実力養成会通信 第2395号 ”花火は遠くから見るからこそ美しい” の巻

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ある中2生徒と保護者の方が先週の週末、某私立高校の説明会に参加されました。

 

説明会では、合格実績を始めとして、様々なお話があったようで、

その高校を併願校として受験するに値する魅力ある高校だったと、

ご連絡をいただいてました。

 

 

高校説明会では、どの高校も、例外なくその魅力を大々的にアピールされます。

大学進学実績、指導カリキュラム、指導システム、そしてタブレットPCを活用した質の

高い授業等々の学習環境・・・・

 

こういう説明を聞いて、

『この高校へ進学したい』

こう思うのは自然です。

 

しかし・・・・

これらは『絵に描いた餅』にすぎない・・・・そういうことはあってはならないのです

が、現実はどうなんでしょうか?

 

輝かしい大学合格実績は、ほんの一部の限られた学年トップ層の生徒たちの実績であり、

それ以外の大多数の生徒は、どうなってるのでしょうか?

 

質の高い授業を推進するためのタブレットPCは、実際には、どのように活用がなされて

るのでしょうか?

 

まさか、

学年通信や連絡文書の定期送信のため、

各種課題、週末課題の定期送信するため、

授業プリントの定期送信するため、

“映像授業”は、早送りしてほとんど見ずじまい・・・・

 

こうなってはいないでしょうか?

 

 

さて、実力養成会には、私立に通う生徒も数多くいます。

北嶺、立命館SP、日大プレミアS、北海S、光星ステラ、クラスなどです。

 

 

中には、学年1位の生徒もいます。

 

 

この学年1位の生徒のこれまでの定期考査の成績、模試の成績も、

間違いなくこういった学校説明会でも取り上げられていることでしょう・・・・

『本校へ進学して成績が爆伸びしたA君』と誇らしげに。

 

 

では・・・・

この学年1位の生徒は、この高校へ進学したからこそ、学年1位を達成できたのか?

 

もちろん・・・”相性” という部分もあります。

先生たちとの相性、

学校環境との相性、

クラスメイトとの相性・・・・

 

しかし、これらは、いずれにせよ “枝葉” の部分でしかありません。

 

 

私は、この生徒を5年間指導させてもらってます。

 

私は『この生徒は、違う高校でも、学年1位は達成してた』このように思います。

 

本人の『愚直な努力』!!

 

 

彼を学年1位に押し上げたモノは、システムでもなければサポート体制でもありません。“本人の愚直な努力”です。

 

 

 

 

結局は、どこへ進学しようが、本人次第です。

 

 

いくら、学校側が、魅力あふれるカリキュラム、サポート体制を整えようが、

それを生かすも、殺すも生徒次第です。

 

 

そして、どの高校へ進学しようが、

学年1位の生徒を筆頭にいわゆる学年トップ層に対しては、

それを望む、望まないは別として、学校側は手厚いサポートをしてくれます。

ドンドン手を指し伸ばしてくれます。

 

ところが、こういった学年トップ層の生徒たちは、実際はどうなのでしょうか?

 

“学校の勉強そっちのけで大手予備校通い”

 

 

 

学校側は、理想を求め、生徒の能力以上にレベルの高いことをやります。

それについていけてるのは、ごく限られてたトップ層の少数派。

ほとんどが『笛吹けど踊らず』となっていないでしょうか?

 

 

踊らないというか、踊れない生徒は、学年があがるにつれて、ドンドン増えていくでしょ

う・・・・

実際に、私はこれまでの指導経験で

クラス全体が、踊らない、踊れない生徒、と言うケースは、何度も見てきました。

ですから・・・・特に私立高の上位コースの生徒で

学校の授業についていけず、駆け込み的な入会もよくあります。

 

 

もちろん、全てがそうだということではありません!!

誤解のないようにお願いいたします。

すべてがうまくかみ合い、しっかりと機能している高校もあると思います。

 

 

色々な意味で学校が生徒を高めてくれるのは、まぎれもない事実です。

 

しかし、それは、結果として『努力を惜しまない生徒』にとって、の話です。

 

 

学校が打ち上げる花火はどれも魅力的です。

 

 

花火は、遠くからみるからこそ、キレイで美しいということもお忘れなく。

 

 

 

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。