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2016
9/19

実力養成会通信 第427号 ”過去の指導事例・・・・”  の巻

ニュース

私の、過去の指導事例を紹介させていただきます。

もう、かなり前の話です。

昨年のこの時期に、この通信で紹介させてもらってます。

改めて、紹介させていただきます。

 

尚、個人が特定されないように、一部、事実と異なる表現にしています。

 

それぞれの生徒には、様々な困難がありました。

相当の苦労がありました。

これらを克服して、最終的には合格・・・・ハッピーエンドです。

苦労に苦労を重ね、最後は、合格をもぎ取りました!!

 

私は、以下の3名に対して、今でも、心から敬意を表しています。

そのうえで、あえて、ここに紹介させて頂きます。

 

 

【ケース1】多浪生A子さんの場合

A子さんは、ある大学に見事現役合格しました。しかし、思うところあって、大学を退学し、医学部を再受験することとしました。自分で、勉強していても限界があるということで、予備校の夏期講習を受講することとしました。もちろん、「医学部受験クラス」に在籍し、頑張って勉強してました。しかし、医学部は最終到達点であり、現状は、そこまでの学力はありません。現役合格したのですから、それなりの学力はありましたが、医学部となると話は別です。来る日も来る日も、予備校の予習復習に追われてました。2浪、3浪、4浪・・・・・基礎に戻ることなく、毎年、毎年、予備校を変えますが、在籍は医学部受験コース・・・・・毎日、予備校のテキストと格闘です。「わかった」となっても、「解ける」とはならず・・・・・。本人のプライドも邪魔をして、もはや、ヒトの話に耳を貸そうともしない・・・・。もう、引くに引けず・・・・。しかし、最終的には、北海道大学水産学部に合格しました。

当時A子さんから頂いた手紙です。掲載に関しては、事前に本人の承諾をいただいてま

す。実力養成会OBとして、後輩のためになるなら・・・って応援してくれてます。

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【ケース2】”校内限定優等生”B子さんの場合

B子さんは、校内では、誰もが知る”優等生”。成績優秀者にいつも、名前が載ります。評定平均も4.9。志望は国立医学部。学校の授業レベルは「簡単すぎ」ということで、いつも、ハイレベルな参考書、問題集をやってました。しかし、学校の成績の割には、模試の成績は良くありませんでした。案の定・・・センター本番で失敗し不合格。浪人となり・・・・予備校では、医系〇〇とか、トップレベル〇〇などのハイレベルな講座ばかり・・・・「わかる」と「解ける」を混同。トップレベルの講座を受けていれば、自分もトップレベルに行けると・・・・勘違いしてました・・・・2浪・・・予備校を変え、さらに、また「ハイレベルな授業ばかり」・・・・3浪目で、やっと、自分の力がどれくらいなのか? いかに自分の力を過信していたのかを自覚し、医学部はあきらめ、地方の国立大学の理学部に浪人3年目で合格。B子さんが同時、使ってた問題集です・・・・

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【ケース3】信じれるのはネットだけ。・・・C男君の場合

お母様は、典型的な”ヘリコプターペアレント” 当然ながら、本人は、家では、いつも部屋に閉じこもって、ネットばかり。ネットに「~~で成績アップ」なんていうのがあるとすぐにそれに飛びつくものの、長続きはせず、自分に合わないとなると、また次のものへ・・・・。この繰り返し・・・・

独特の考え方をする生徒で、自分の中に、確固たる信念というか、こだわりはあるようだが・・・・・点数を取れないのを講師のせいにしたり、参考書のせいにしたり、予備校の自習室の環境のせいにしたり・・・・・。お母様もそれに連動して、「うちの子が成績があがらないのは、(予備校の自習室の空調が)寒すぎるから」と怒鳴りこんだほど。悪い子ではないのだが、ヘリコプターペアレントのお子さんの典型例。いつも自己弁護ばかり・・・。

一冊を徹底してやりきれず・・・1年間で英語の単語帳を,4~5冊変えたということも

冬期直前講習は、ネット情報に振り回され、3予備校の掛け持ち・・・・・。

センター後でも、志望校を決められず、最終的には、自分の得点でB判定以上がついたところに出願するも結局不合格。自分で決断できない・・・・これも、ヘリコプターペアレントの子供の典型例・・・・。しかし、最終的には、東北のとある大学の農学部に合格しました。

 

 

上の3例は、ほぼ事実です。

色々なことを気付かせてくれる事例です。

色々なことについて考えさせてくれる事例です。

みなさんは、何を感じたでしょうか?

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。