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2024
6/17

実力養成会通信 第2631号 ”『毎日の英作』より/ but と言う言葉” の巻

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『木々の間を渡る風を除けば、すべてが沈黙していた』

 

【正解例】

All was silent but for the sound of the wind in the trees.

 

 

そもそも、but の語源は『外にはずしておく』

 

ドラゴンイングリッシュにもDUO にも書かれてる通りです。

そのため、皆さん知っての通り、except for ~ と同じ意味で使われます。

 

仮定法で出てくる but for 『(仮に)~がなければ』(=without) と言う用法も

この“除く”という感覚がベースにあります。

 

cannot but 動詞原型 :  ~せずにはいられない

not A  but B : AでなくB

all but A : ①ほとんどAする・②Aするも同然

 

これらはみな but は『除く』と言う意味で使われてます。

 

歴史的に言えば・・・

『はずす、除く』がもちろん先です。

『今の話をはずし』て、『逆の話題』を持ってくるか

ら、『しかし』という意味も表すようになったわけです!!

 

 

突然ですが・・・・

私の大好きな曲の一つに、もうかなり古いですが『愛がすべて』(スタイルスティックス)

というのがあります!!

 

美しいトランペットの音色でイントロが始まる曲です。

 

サビの部分を聞けば・・・あっ!!  聞いたことある!!  となると思いますが・・・

『愛がすべて』(Can’t Give You Anything  )

 

サビの歌詞がコレ。

 

I can’t give you anything but my love.

 

キミにはボクの愛を除いて何もあげることは出来ない

 

つまり・・・・

 

何もしてあげられないボクだけど、この愛だけを君に捧げるよ!!

 

こんなニュアンスなんだと思います。

 

 

以上、but についてのお話でした。

 

 

 

本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。