『木々の間を渡る風を除けば、すべてが沈黙していた』
【正解例】
All was silent but for the sound of the wind in the trees.
そもそも、but の語源は『外にはずしておく』
ドラゴンイングリッシュにもDUO にも書かれてる通りです。
そのため、皆さん知っての通り、except for ~ と同じ意味で使われます。
仮定法で出てくる but for 『(仮に)~がなければ』(=without) と言う用法も
この“除く”という感覚がベースにあります。
cannot but 動詞原型 : ~せずにはいられない
not A but B : AでなくB
all but A : ①ほとんどAする・②Aするも同然
これらはみな but は『除く』と言う意味で使われてます。
歴史的に言えば・・・
『はずす、除く』がもちろん先です。
『今の話をはずし』て、『逆の話題』を持ってくるか
ら、『しかし』という意味も表すようになったわけです!!
突然ですが・・・・
私の大好きな曲の一つに、もうかなり古いですが『愛がすべて』(スタイルスティックス)
というのがあります!!
美しいトランペットの音色でイントロが始まる曲です。
サビの部分を聞けば・・・あっ!! 聞いたことある!! となると思いますが・・・
『愛がすべて』(Can’t Give You Anything )
サビの歌詞がコレ。
I can’t give you anything but my love.
キミにはボクの愛を除いて、何もあげることは出来ない
つまり・・・・
何もしてあげられないボクだけど、この愛だけを君に捧げるよ!!
こんなニュアンスなんだと思います。
以上、but についてのお話でした。
本日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。