私が、いつも、どこでも、言ってる『基礎基本』と『初歩』の違いについてです。
具体例で示します。青チャート数ⅡBから抜粋しました。
教科書の例題にもある問題。
みなさんは、こう言うでしょう・・・・・・
『こんなの、基本中の基本』
『こんなの、楽勝~!!』
まず、結論から言います。
これは、基本じゃなくて
『初歩レベルの問題』です。
みなさんは、『基本』の意味を大きくはき違えてます。
では、みなさんに質問です・・・・
『極値をもつ、もたない』って話し・・・・
結局、本質はどこにあるの?
この質問に、明確に答えられることが、『基本が出来ている』ってことです。
チャートのうわっつらを、なめるようにやって、意味も深く考えないで、パターンで処
理してるうちは、いつまでたっても、基礎は定着しません。
いつも、いいますが、
『基礎基本』は、簡単ではないのです。
『基礎基本』とは・・・・・
教科書に書かれてある事ではありません。
解法を支える考え方 をいいます。
本問で言えば、
極値をもつ ⇒ f'(χ)が符号変化を起こす ⇒ f'(χ)は2次、すなわち放物線・・・こいつが符号変化を起こすとは? ⇒ 放物線がχ軸をまたぐ ⇒ 放物線がχ軸で2分割される
このことを、理解している、もしくは、見えている 状況にあることを「基礎基本」ができている!! と言います。
大多数の生徒は、この部分をスルーして、すぐ、『できた』 とか 『わかんない』・・・の二者択一で判断します。
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。