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2017
5/3

実力養成会通信 第424号 “ある保護者の方からのお電話” の巻

ニュース

先日の『実力養成会通信 第422号 “家庭教師について考える”』 に関連して、

道北のある地方都市にお住いの保護者の方から相談のお電話をいただきました。

 

お聞きすると、娘さんは、高校1年生。

中学3年間、学生の家庭教師をつけていたそうです。

・・・・どうやら、典型的な『他力本願』になってるようでした・・・

 

実力養成会通信で私の書いていたこととまさにドンピシャ、一致!!

要は、今後、どうしていけばいいのか? という相談です。

 

ちなみに、学生の家庭教師の先生は、高校の内容は、指導するのが厳しいということで、

高校合格を機に円満に指導を終了して、今は、映像による個別の塾に通っているとのこ

とでした。

この娘さんは、家庭教師の先生と、一生懸命に頑張って、第一志望校に見事合格しまし

た。しかし、皮肉なことに、この一生懸命が、別の悩ましい状況を引き起こしてしまって

ました。

 

今、現在、この娘さんは、

当然のように、映像授業に対して『わかんない』を連発してるそうです。

 

お聞きすると、かなり重症の他力本願のようでした・・・・

 

まず、私がアドバイスさせてもらったのは、折角、映像の個別の塾に通っているので、塾

の先生に相談するよう勧めました。私のこの通信をプリントアウトして、それを見ても

らい、まさに、このまんまの状況になってるってお伝えするのがてっとり早いでしょ

う・・・・・お聞きすると、塾の先生は、ベテランの先生なので、なんらかのアドバイ

ス、指示はいただけるでしょう・・・・

 

さて、一般的に言って

このような重度の他力本願体質から抜け出すには、まず、とにかく、自分の手で問題を

解く!!という習慣をつけさせる。これに尽きます。

時間効率は、とんでもなく悪いです!!

しかし、そうしていかないと、本当に側で誰かがいないと、何もできなくなってしまいま

す!!

それと、ただ単に『わかんない』ではなく、どこまでわかって、どの部分がわかんない

のか? その『わかんない』を解決するために、教科書で調べる、もしくは、教科書傍用

問題集に似たような問題を探し、その解答解説を見て、その解答を真似る・・・

このように、自分で解決する方法を身につける・・・・もしくは、解決方法を親御さん

と模索する・・・・こんなイメージでしょう・・・・・

 

他力本願のまま、高3生になったとしましょう・・・・さぁ大学受験です。

『暗記、苦手だから、英単語・英熟語は覚えられません』って平気で言うようになりま

す。実際に私も、このような生徒に遭遇したことがあります。本人は、何も悪びれてませ

ん。今までずっ~とそうしてきたから、それが本人のスタンダードなんです。嫌な事、キ

ツイこと、シンドイこと・・・・これらは、全部家庭教師の先生が面倒見てくれてたんで

す。だから、勉強とは、誰かが教えてくれるもの・・このようになってしまいます。

しまいには、自分の『わからない』のは、先生の教え方が悪いから・・・って考えるよう

になります。こうなっては、打つ手なしです・・・・・・

 

 

いずれにせよ、まだ、高1生です。

時間は、十分あるので、あせらないで下さい・・・・・・

娘さんに丸投げするのではなく、塾の先生にもご協力いただき、親御さんと娘さんで、試

行錯誤を繰り返しながら、この状況を抜け出すよう、アドバイスさせていただきました。

 

また、実力養成会の『スカイプ指導』も検討いただくこととなりました。

 

 

今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。