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2017
5/2

実力養成会通信 第423号 ”考える力の養成!!” の巻

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大学では、一つにテーマに対して長く深く考える“考える力”が要求されます。

さらに・・・・

大学院に進学となると“考える力”に加え、自ら課題を発見し、それを独自の方法で解決

する“創造力”が求められます。

 

さて、今の世の中・・・・・

まさに『想定外の時代』・・・・と言えるでしょう。

そんな時代を生き抜くために必要なのは、具体的な知識や技能ではなく、物事を根本まで

さかのぼって考えることの出来る“考える力”だと思います。

逆に言えば“考える力”さえあれば、どんな荒波の中でも、進んでいけるのです。

 

例えば、数学の難問にぶつかったとしましょう・・・・

みなさんは、どのくらい粘りますか?

10分で諦めて、解法を暗記しますか?

『数学は暗記だ』とおっしゃる方もいらっしゃいます。

私は、(極論すると)自力で解けるまで、問題と向き合うべきであると考えます。

解法を見て解答を暗記した人と2時間かけて自力で正解にたどり着いた人では、その後

の定着力、問題解決能力は全く変わってきます。

 

前者は、一見、効率は良さそうです。しかし、覚えた解法マニュアルが通用しない問題に

は、全く、対処できません。『お手上げ状態』です。

一方、後者は、試行錯誤しながら複雑な問題をひも解いていくことで、解法の本質を学ぶ

ことが出来ます。

そして、他教科にも通じる“考える力”という行為自体を習得していくんです!!

 

“考える力”は、才能ではありません。

誰でも、思考の訓練により、磨くことの出来る力です。

そして、この力が、大学入学後の学びを非常にスムーズにしてくれます。

 

私は、数学指導の際、この“考える力”の養成を常に、意識しています。

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。