大学では、一つにテーマに対して長く深く考える“考える力”が要求されます。
さらに・・・・
大学院に進学となると“考える力”に加え、自ら課題を発見し、それを独自の方法で解決
する“創造力”が求められます。
さて、今の世の中・・・・・
まさに『想定外の時代』・・・・と言えるでしょう。
そんな時代を生き抜くために必要なのは、具体的な知識や技能ではなく、物事を根本まで
さかのぼって考えることの出来る“考える力”だと思います。
逆に言えば“考える力”さえあれば、どんな荒波の中でも、進んでいけるのです。
例えば、数学の難問にぶつかったとしましょう・・・・
みなさんは、どのくらい粘りますか?
10分で諦めて、解法を暗記しますか?
『数学は暗記だ』とおっしゃる方もいらっしゃいます。
私は、(極論すると)自力で解けるまで、問題と向き合うべきであると考えます。
解法を見て解答を暗記した人と2時間かけて自力で正解にたどり着いた人では、その後
の定着力、問題解決能力は全く変わってきます。
前者は、一見、効率は良さそうです。しかし、覚えた解法マニュアルが通用しない問題に
は、全く、対処できません。『お手上げ状態』です。
一方、後者は、試行錯誤しながら複雑な問題をひも解いていくことで、解法の本質を学ぶ
ことが出来ます。
そして、他教科にも通じる“考える力”という行為自体を習得していくんです!!
“考える力”は、才能ではありません。
誰でも、思考の訓練により、磨くことの出来る力です。
そして、この力が、大学入学後の学びを非常にスムーズにしてくれます。
私は、数学指導の際、この“考える力”の養成を常に、意識しています。
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。