例えば、あの有名な『三平方の定理』
定理自体は、ここでは割愛させてもらいますが、
大切なのは、この定理の証明から
何を感じ取り、何を学び取るか?
すなわち、私自身が、何を感じ取らせ、何を学び取らせるか?
ここなんです!!
三平方の定理には、2乗の項が3つ登場します・・・・・・
2乗・・・・同じ数の積(掛け算)。
つまり、掛け算は面積としてとらえることができる・・・・
辺の長さに関する定理が、面積によって証明されるところに、
この定理の鮮やかさがあると私は思います。
今まで単なる知識でしかなかった、『三平方の定理』をぐっと意味のあるものに感じても
らいたいと思っています。
この他にも、三平方の定理の証明に関しては、
実に100通り近い証明方法があねと言われてます。
このように・・・・・・
定理や公式と向き合ったとき、先人たちの残してくれた証明の中に、
『ひらめき』を感じ取ることがあったとしましょう・・・・
でも、そこで『あ~、やっぱり自分にはこんなことも思いつきそうもないや~』と
諦めてはいけません!!
そんな時は、まず『真似る』ことから始めるんです!!
そして、次に、先人たちはどうしてそういう風に考えたのかをよ~く考えるんです。
そこには、必ず理由があります!!
『ひらめき』に感じられるような鮮やかな発想の理由を明らかにすることこそ、定理や
公式の証明を学ぶ最大の目的です。
この理由の中に、数学的な考え方の本質があるんです!!
偶然とした思えなかった『ひらめき』が、必然と思えてきます!!
私は、数学を学ぶことは論理を学ぶことだと考えています。
数学を通して、
『物事の本質を見抜く』
『目に見えない規則や性質をあぶり出す』
という精神を養い、
筋道を立てて物事を考えていく力を養うことこそ
数学を学ぶ本当の目的だと思っています。
今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。