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2018
4/30

実力養成会通信 第756号 ”解き方が1つだけと思ってる生徒” の巻

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数学の問題を解く上で、特に大切なこと、・・・・・

それは、『試行錯誤』する姿勢です!!

あ~でもない、こ~でもない・・・・・う~ん、どうしよう?????

 

数学の問題に対して、このように考えられるかどうか?・・・・この部分です。

 

《以下、画像と本文内容とは関係ありません》

(私の個人的な感覚ですが、囲碁や将棋をする子供って言うのは算数・数学が得意の子が多いように思います。”試行錯誤しながら先を読む” この『試行錯誤』の姿勢が数学にも活かされるからです・・・・)

 

一方、この『試行錯誤する姿勢』を身につけるうえで、一番、やっかいなのは、

『正しいやり方は、一つしかない』という考え方です。

 

数学の出来ない子のほとんどは、数学の問題には『正しい解き方』が存在し、それは、あ

たかも”魔法”のようなもので、この世に一つだけ!!・・・・という勘違いをしています。

つまり、一見して複雑そうな問題でも、鮮やかに解決できる『唯一無二』の”正しい解き

方”が存在して、自分がこの問題を解けないのは、この”正しい解き方”を知らない、もし

くは、見つけられないから・・・・と思ってしまってるんです。

 

さらに言うと、

唯一無二のやり方を探して『わかりません』と言って諦めてしまうんです。

確かに・・・・古典的な、そして典型的な問題の多くは、このような鮮やかに解決できる

解き方が存在するのは事実です。

特に、塾や予備校は、このような鮮やかな解法パターンを多く教え、その解き方が使える

類題をたくさん解かせます。ですから、生徒たちがこのような勘違いをしてしまうのも、

ある意味仕方のない事なのですが・・・・

また、学校の先生も、参考書や問題集の解説までもが鮮やかな解き方を提示していること

も、この勘違いを増長させる原因になっています。

 

しかし、本来、数学には、解き方に正しいも、間違いもありません。

解いていく過程で、論理の積み上げ方を間違ったり、計算を間違ったりして、

結果として、間違うことがあるだけなんです。

どんな解き方でもいいので、『正しい』ことだけを積み重ねて、最後まで、到達できれ

正解!!という教科なのです。

 

『試行錯誤』・・・・・これは、最初から存在している一つの方法を見つける、というこ

とではないのです。

 

いろいろなやり方を試して、少しずつわかったことを積み上げていった結果として、解

方を『作り上げていく』ことなんです!!

 

大事な事は問題を『解く』ことです、正しい方法で解くということではありません。

 

解き方を忘れた、解き方を知らない、解き方を教えて・・・・・

という生徒は、この部分を勘違いしてるんです・・・・・・

正統的な数学に触れてないから・・・・・・

これは、指導者側にも責任があるんです!!

 

 

 

今日も、最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。